mono好きオトコのひとり言

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PSE法とヴィンテージ楽器

2006年04月01日 | mono
今日から例のPSE法が施行されます。ここ一ヶ月あまり関連団体やら著名音楽家などから散々非難され、死に体の様な法律と化しているようですが。
そんなPSE法で対象品目から例外扱いとされたヴィンテージ楽器について。
その昔、私も楽器なるものを演奏する趣味を持っていました。さかのぼること今から28年前のこと。1977年にヒットした『ソウルドラキュラ』って曲のレコードのライナーに「・・・サウンドの方も、今、流行のシンセサイザーを使ったファンキーな・・・」のくだりがあって『シンセってどんなmono?』って12歳のmono好きオトコ(少年)ゴコロに火がついたことがきっかけ。で、翌年念願のシンセを手に入れることが出来た。発売されたばかりのコルグMS20というモノフォニック(鍵盤を一度に全部押しても1つの音しか出ない)のアナログシンセ。(デジタルシンセはまだ存在してなっかった)今調べてみると結構名器だったらしいですね。

まわりにこんなmonoに興味を持つ友達もいなかったし、教えてもらえる人もいなかったので、独学でシンセの音作り等を勉強?して試行錯誤してました。富田勲の『惑星』や喜多郎(NHKシルクロードの音楽担当前の)などを聞いたりして。
その頃は音楽というよりmonoとしてシンセを楽しんでいたように思います。そして更に翌年、1979年私にとって『セカンドインパクト(笑)』並みの衝撃が走ります。

YMO・・・『ソリッドステートサバイヴァー』との出会い。LP(初回プレスの黄色いレコード盤でした)に針が落ちた瞬間の衝撃は今でも忘れることが出来ません。それからmonoとしてのシンセからplayするシンセへ・・・以後友人とYMOのコピーバンドを結成してソノ世界にのめり込んで行きました。mono好きオトコ14歳のことです。YMOについては語るとキリがないのでいつかまた。。。
そして、当時YMOが使用していた機材に14歳の少年は憧れたものです。ムーグ・ポリムーグ、アープ・オデッセイ、シーケンシャルサーキッツ・プロフィット5、オーバーハイム・8ボイスなどの海外モデル。クルマ1台イコールなホドのシンセたちでしたから・・・
坂本龍一が主張しているトコロの『ヴィンテージ楽器』に上記のシンセたちも含まれているのかな?その当時、和音が弾けるシンセってマジに高かったんですよ。モノフォニックシンセのアープ・オッデッセイで40万円、ポリフォニック(和音の弾ける)シンセのプロフィット5(1978年発売)で160~70万円位だったと思う。それにシンセって1つの音色を作るのに沢山のツマミ類を1つ1つ設定してかなり複雑な作業が必要なんだけど、その設定をメモリしておくことがそれらのプログラマブルシンセは出来たんだよね(YMOが使ってたプロ~5はメモリー120音色)。ちなみに1981年にコルグ・ポリシックスっていう国産コンシューマー向けのプログラマブル・ポリフォニックシンセが25万位で発売されてます。国産のローランド・ジュピター4(4和音)も40万近くしてましたし、プロ~5からここまで価格が下がるのに3年もかかってますね。
その後デジタルシンセが登場して、アナログシンセは一部ミュージシャン達の間で(今でも)名器として使われて行くのだけれど、今ならそれらアコガレたシンセたち、ヴィンテージmonoとして手に入れることが出来るかな?かれこれ20年位ソノ世界から遠ざかってて、全然今の状況わからない浦島クンなので^_^;
さっそく調べてみよう。。。


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