「ボール遊びをしましょう」と声をかけると
Cocoさんはすかさず、
上の写真のような体勢になって
ボールが転がってくるのを待ちます。
しかし、実は
Cocoさんの目線の先にボールがあるわけではありません。
「飼い主がこれからボールを捜してきてくれて
それっと投げてくれて、
それを拾いに行きますよ」
というすべての希望が
上の写真のポーズと目つきには、こめられているのです。
そうは言っても、
前回遊んだ時に
Cocoさんがどこかに放り投げてきてしまったボールは
そう簡単には見つかりません。
あなたもいっしょに
捜してもらえませんか。
誰のせいでしょうね。
Cocoさんにとっての「ボール遊び」とは
「ボールを捜してうろうろする飼い主の姿を見て楽しむ遊び」
なのじゃないかと思い始めた頃、
ようやくボールが見つかります。
さあ、投げるよ。
それっ。
がっちりキャッチして、凱旋。
それを私のところに持ってきてくれるのが
正しい「ボール遊び」だと思うのですが
私の横を通過したCocoさんは
ぞうさんにボールを見せびらかしたり
「いっしょに遊びましょう」と
ぞうさんに無理強いしたりしています。
ぞうさんは、
ボール遊びはしませんよ。
では再び
ボールを投げて遊んでみましょう。
ボールをつかむやいなや
向きを変え
放り投げるっ!
そして転がっていくボールを
飼い主が拾いに行く様子を
じっと見ています。
正しい「ボール遊び」というのは
ボールを投げるのが、私。
それを拾いに行くのが、あなたですよ。
もう一度やってみましょう。
すると今度は、
つかんだボールを
なぜか自分の背中に乗せようとするCocoさん。
転がり落ちてしまいますね。
そりゃそうでしょう。
たまには普通の
「ボール遊び」を
しませんか。
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