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ルシアー始めます。アコギ製作への道

念願のアコギ製作者への道を歩き始めようとしてる者の前途多難ブログです。

トップブレーシングを仕上げる。

2018-01-30 11:03:35 | 1号機
まさに角材って感じのブレーシングを仕上げていきます。

内丸カンナとか駆使していこうにも、貼り付けてある他のブレーシングが邪魔で深く削れません。
ひたすらノミ一本で削ります。
そして、意外にもけっこうイケます。
ノミ良いですね、気に入ってきました。
仕上げ研ぎしてあげたんで良く切れて作業快調です。


ノミを突き立てて、チャキチャキ削って、ある程度形になったらペーパー仕上げ。



ぶっとい角材がだいぶ丸くなりましたね。
フォワードシフテッドでXブレーシングを配置したので、Xの上先端と横補強が当たってますね。
やりにくくて仕方ない。



今度はXブレーシングの上半分を削ります。
半丸というより三角に近いですね。
先端に行くとスッと斜めに削れていって最後は削り切ります。



Xブレーシング下半分も削りましょう。
ここにはスキャロップ加工を入れるのですが、今回はシダートップということもあり、かなり少なめに淡いスキャロップにします。
ヘリンボーンドレッドノートの図面だと、高さ半分くらいまで鬼のように抉り取ってますね。



続いて、二本のトーンバーです。
トーンバーって呼ばれてるくらいだから、さぞかし音色を司ってるんでしょね。



三角に仕上げていって、先端を削りこんで、さてどれくらいスキャロップしようか。

そして完成品がこちら。



遠目で見るとノンスキャに見えますね。
ブリッジプレートとX交差部の隙間が大きいんですね。
Xブレーシングがサウンドホール側に寄せてあるからです。



角度をつけてみるとやんわりスキャロップもわかりますね。
高さはあまり削ってませんが、削りこんだところを平面のままではなく、三角に削りこんでます。
音が混ざり合って面のように響いて包んでくれるようにとイメージして削ってるんですけど、果たして出音はいかに。


柔らかなシダートップですので、あんまり削りすぎてトップが歪むのも嫌なので、こんな感じです。
ブックマッチ部の補強に最初からパッチを貼るかどうか悩みます。
貼っておけば安心ですが、邪魔のない状態で鳴りを確認してみたい。
お試しの一本だし、このまま行ってしまおうか。
悩ましいですね。

この後ブリッジを接着するときのジグを作って、X交差部に布を貼ったらボディと合体だ。

サイドとバック 接着

2018-01-29 08:49:37 | 1号機
バックのブレーシングを仕上げた後、だんだんバックのラウンドが薄れていってフラットに近づいて行ったので、サイドとくっつけることにします。

ブレーシング仕上げたらすぐ合体しないといかんですね。

これをくっつける前に、バックのブレーシングがライニングとサイドに突き刺さってくるので、そこを逃してやらなければなりません。
これが難しい。

なんせ合わせないとどんぐらい刺さるかわからないし、ライニングは削ってたらすぐチップするし。

ここは慎重に技術使ってやらなければなりませんね。

今回はだいぶラフにやり過ごしてしまいました。



箱になってくるとギター感が増してきますね。



エンドトリムをちょっと加工します。

D-28は白いセル材で、D-18は黒いセル材が入るところですね。

ここは自作の先人がよくやってる端材の角度付けブックマッチ材を埋めこもうと思います。



ノコギリで直線の溝を入れてそれを目安にドレメルで削りこみます。



ドレメルだけだと凸凹なんでノミとか駆使して仕上げます。

後はここにピタッとはまるマホガニーの端材を組み合わせたプレートを貼り付けます。



塗装されて木目がはっきりするともっと際立つでしょう。
白と黒のパーフリング入れた方がよかったかなぁ。

トップブレーシング

2018-01-25 23:02:53 | 1号機
いよいよ心臓部であるトップのブレーシングにも手を出します。

まずはブレーシング材を切り出して貼り付けていきます。

Xブレーシングの交差部やらなんやらと、木組みをしなければならないので大変です。



交差部をなんとか木組みして貼り付けます。

そして、トーンバーですが、Xブレーシングに刺さりこむ形してるんです。



これがくっそめんどくさい。

二本のトーンバーだけじゃなくて4本のフィンガーブレースも刺さってます。

ひたすら溝作っては差し込んで接着していきます。



接着しては外して削って接着しての繰り返しです。



フィンガーブレースも4本同じように加工して貼り付けます。



そしてこれは最初につけた方がよかったかもですね。
ネック側の補強も貼り付けます。

こいつは裏にRがないフラットなんで貼り付けやすいはずですけど、Xブレーシングを先に貼り付けてるんでトップがすでにラウンドしてます。

ラウンドディッシュの上にわざわざフラットな合板をおいて強めにクランプして貼り付けてます。

あとはサウンドホール補強をつけて、ブリッジプレートです。

ブリッジプレートは結構長さあるんですけど、Xブレーシングに差し込まれてます。
大変面倒な加工ですわ。

そのうち、ブリッジプレートをあえてXブレーシングから離した形状にするってのもやってみたいですね。

ブリッジ振動をXブレーシングに伝えた方がいいのか、ブリッジを独立させて振動させることで鳴らした方がいいのか。
変わるような変わらないような。



とにかく今は完成目指して突き進みます。

これで乾いてくれたらトップのブレーシングを削れますね。

バックのブレーシング

2018-01-21 21:33:58 | 1号機
まずはバックからブレーシングに挑戦です。

ブレーシングの材料をバンドソー切り出して、ドラムサンダーで厚み揃えてってこれを用意するだけで結構暇がかかります。

そしてバックのブレーシングは結構な曲面が付いています。
これをカンナでせっせと丸く削っていきます。



削るとこんな感じ。
カンナも何回か削ってるうちに慣れてきますね。
結構思うように削れるようになってきました。



まずは、補強の背骨を通して接着します。

くっついたら、こいつを4本のブレーシングが通るところを削り取って、貼り付けに入ります。



4本のブレーシングを同時に貼り付けです。
ゴーバーは20本使ってますが、あと5本余裕があります。
ゴーバーは難しいですね。
一本目のゴーバーを突き立てる時にブレーシングが滑ってずれていきます。

これはずれない押さえ方があるのかなぁ。
クランプのかけ方に工夫がいるのかもしれません。
なんせ、タイトボンドの効果が思ったより早くて大慌てです。
急がないとはみ出たボンドが固まって拭き取れなくなります。

なんとかクランプして一安心。
なんとかなるかなぁと思ったら、なんとゴーバーデッキの枠がみるみる歪んできたじゃありませんか。

これにはびっくりです。
2x4材に、それぞれ2本ずつコーススレッドを打ってるんですが、浮いてきましたね。
20本の反発力、すなわちはクランプ力の凄まじさですね。
慌ててネジを増やして強化しました。
36mm厚の合板は無事なのでそっちはよかったんですが、ネジ部から浮くのは予想外ですね。
75mm長のネジだったのですが、100mm程度のほうがいいかもしれません。
足と天板の接着も考えたのですが、ゴーバーが刺さって天板がボロボロになりそうな感じがするので、分解して治せるようにした方が良さそうです。

てんやわんやであたふたしてるうちにくっつきました。



さっそく削っていきます。
ルシアーっぽいですね。

内丸かんなを買って来たので少しは丸く削れます。
しかし、それほど根元までは削れません。
ほとんどノミで削るしかなさそうです。


ノミもほとんど使ったことないし、使い方もよくわからんので戸惑いますね。
とにかく完成系のイメージを持って、こっち向けたりあっち向けたり必死になって削ります。



こんな感じです。
ある程度ノミで削ったらサンドペーパーで仕上げます。

スプルースは柔らかいので、ペーパー仕上げでサクサク削れますね。
なんとなくそれっぽい形になってくれるので助かりました。



ようやくここまできました。
トップも進めていきたいですね。

サイド ライニング

2018-01-19 22:28:20 | 1号機
ジョイントブロックも接着できたので、サイドの端面をある程度仕上げてライニングを貼ります。



カンナでジョイントブロックとサイド端面を合わせていきます。
これがなかなか難しい。
そもそも特にバックですが、意外と形状が複雑なんです。
とても大きな半径でわずかにドーム状の形状をしたバックの土台になる場所なので、微妙に斜めになった形状なんですね。

ラウンドディッシュにペーパーを貼り付けて削ったりと色々手間をかけます。

そして、ライニングを張った後もやらなければならないんですよね。

早速貼り付けます。



それはそれは、アホほどダブルクリップ使いますね。
トップやバックを接着するための、のり代になるので、しっかりくっつけておきたいですね。

サイド端面からわずかに飛び出すように貼り付けてます。
この後の、カンナとペーパーで角度付けが必要なのですが、サイドよりライニングはでっぱるので飛び出てないと役に立たなくなっちゃいます。



トップとバック両面貼り付けるのに80個のダブルクリップを要しました。
Amazonでお買い得の100個入りを買っておいてよかったです。
一生分のダブルクリップですね。
32mmのサイズがちょうどよかったです。
カーブのど真ん中は一つ小さいサイズの方がいいかもしれませんが、32で平気でしょう。

さてさて、こんな感じで張り付きます。



この出っ張ってるライニングをこんな感じに削らなくてはなりません。



そして、サンディングディッシュで、Rに合わせて削ります。



トップもバックもどちらもですので、結構削る手間がかかりますね。



実際やってみると削るってのが中々時間かかりますわ。