
先日修理しましたモーリスのS-96君。
ブリッジ剥がれがあったものの、接着剤流し込みで誤魔化していましたが、なんか嫌な予感はありました。
そして案の定ベリッと剥がれてしまいました。


やはり剥がれかけたブリッジはしっかり貼り直さないとダメですね。
まず接着剤が剥がれた面に残っていて母材同士をきっちり接着できない。
そもそもブリッジは完璧に接着されていたらそう簡単に剥がれるものじゃないので、剥がれかけてた時点で何か不具合がある場合が多いんですよね。
接着剤の量が少ないとか、接着面が綺麗に合わさってないとか、ボディが変形してるとか。
そんなわけで全部剥がします。
久々にヒーター登場です。

やはり少しヒーターが小さいので左右交互に寄せて加熱して剥がします。
350°F設定で加熱します。華氏温度ですので誤解なきように。
20分程度放置すると結構煙が上がってくるし押さえてるクランプは焦げてくるし恐怖です。
接着剤が緩んできたところでスクレーパーで剥がします。
今回は水分を含ませなかったので、木材へのダメージはあまりありませんでした。


剥がしたブリッジは弦の張力で変形させられていたのでクランプで矯正します。

そして接着面を研磨。

接着剤をしっかり塗りこんで接着します。



この接着用のクランプはタカギの深型75X145のCクランプです。
私は一本577円で入手しましたが、今でも650円くらいで買えるところもありますし、ぜひ3本とか4本くらいまとめ買いしてください。

フレット磨きをすると凹みが目立っていたので気になります。
フレットの凹んでたところを擦り合わせて磨いておきました。
フレット磨きには金属磨きが便利です。
光陽社ってとこのポリマールSP銀磨きクロスってヤツです。
クリーニングクロスみたいな布に研磨剤がついてるヤツでとりあえずそれで磨けばピカピカになります。
写真に写ってるステンレスのカバーを使えばマスキングもいりません。
それぞれ500円くらいでかえますし、一回買ったら普通なら一生分くらい長持ちします。

この写真の後で凹みを擦り合わせようと思ったので見事に二度手間です。
今後はこういう作業の後は擦り合わせとセットにしようかな。
そして今回は使ってないピックアップを外しました。
B-BANDのアンダーサドルとマイクの組み合わせですね。
そしてピックアップを外したのでサドルを作り直したのですが、ブリッジ再接着で結構ブリッジが下がりましたね。
サドルの高さを多めに削り出したのにあわや足りなくなるところでした。
再接着後のサドル作りはちょっと慎重にやった方がいいですね、バランスが結構変わります。
そんなわけでさらに弦高も煮詰めることができて大変弾きやすく生まれ変わったのでした。

サドルをTUSQらしきものから牛骨に交換してピックアップも抜いてみたのですが、あんまりびっくりするほど音色に変化を感じませんね。
心なしか音にハリがあるような芯があるような気がしないでもないのですが、いつものエリクサーのフォスファーな音がしますね。
結構このギターはブレーシングも薄くて良く鳴っているのでそんなに劇的には変わらないご様子。
さてさて、2号機の進捗が止まっていますが、塗装ブースを作って塗装に備えようとしています。
なかなか悩しので準備ができるまで時間がかかりそうですね。
ブリッジ剥がれがあったものの、接着剤流し込みで誤魔化していましたが、なんか嫌な予感はありました。
そして案の定ベリッと剥がれてしまいました。


やはり剥がれかけたブリッジはしっかり貼り直さないとダメですね。
まず接着剤が剥がれた面に残っていて母材同士をきっちり接着できない。
そもそもブリッジは完璧に接着されていたらそう簡単に剥がれるものじゃないので、剥がれかけてた時点で何か不具合がある場合が多いんですよね。
接着剤の量が少ないとか、接着面が綺麗に合わさってないとか、ボディが変形してるとか。
そんなわけで全部剥がします。
久々にヒーター登場です。

やはり少しヒーターが小さいので左右交互に寄せて加熱して剥がします。
350°F設定で加熱します。華氏温度ですので誤解なきように。
20分程度放置すると結構煙が上がってくるし押さえてるクランプは焦げてくるし恐怖です。
接着剤が緩んできたところでスクレーパーで剥がします。
今回は水分を含ませなかったので、木材へのダメージはあまりありませんでした。


剥がしたブリッジは弦の張力で変形させられていたのでクランプで矯正します。

そして接着面を研磨。

接着剤をしっかり塗りこんで接着します。



この接着用のクランプはタカギの深型75X145のCクランプです。
私は一本577円で入手しましたが、今でも650円くらいで買えるところもありますし、ぜひ3本とか4本くらいまとめ買いしてください。

フレット磨きをすると凹みが目立っていたので気になります。
フレットの凹んでたところを擦り合わせて磨いておきました。
フレット磨きには金属磨きが便利です。
光陽社ってとこのポリマールSP銀磨きクロスってヤツです。
クリーニングクロスみたいな布に研磨剤がついてるヤツでとりあえずそれで磨けばピカピカになります。
写真に写ってるステンレスのカバーを使えばマスキングもいりません。
それぞれ500円くらいでかえますし、一回買ったら普通なら一生分くらい長持ちします。

この写真の後で凹みを擦り合わせようと思ったので見事に二度手間です。
今後はこういう作業の後は擦り合わせとセットにしようかな。
そして今回は使ってないピックアップを外しました。
B-BANDのアンダーサドルとマイクの組み合わせですね。
そしてピックアップを外したのでサドルを作り直したのですが、ブリッジ再接着で結構ブリッジが下がりましたね。
サドルの高さを多めに削り出したのにあわや足りなくなるところでした。
再接着後のサドル作りはちょっと慎重にやった方がいいですね、バランスが結構変わります。
そんなわけでさらに弦高も煮詰めることができて大変弾きやすく生まれ変わったのでした。

サドルをTUSQらしきものから牛骨に交換してピックアップも抜いてみたのですが、あんまりびっくりするほど音色に変化を感じませんね。
心なしか音にハリがあるような芯があるような気がしないでもないのですが、いつものエリクサーのフォスファーな音がしますね。
結構このギターはブレーシングも薄くて良く鳴っているのでそんなに劇的には変わらないご様子。
さてさて、2号機の進捗が止まっていますが、塗装ブースを作って塗装に備えようとしています。
なかなか悩しので準備ができるまで時間がかかりそうですね。