四級猫       .      .

猫の目観察レポート、地球にて。(社会的地位、犬より下 ゴキブリよりは上)

9913(日)岩手芸術祭写真審査(織作峰子先生審査)

2009年09月13日 | 写真

開始直前の会場(ここは大正時代の県議会の本会議場)



事務局長の開始前の、注意事項などの説明



午前10時審査開始。A、B、評価。Aは次の審査に進む。Bは展示のみ



午前終わったところで44点残して、昼食



午前の審査後、IBCのインタビューを受けている織作先生



午後は、44点全て並べて、まず24点選ぶ



残った24点の中から巡回展用4点と上位作品4点を選ぶ先生





審査終了後



この後、先生からの講評



上位4点 左から芸術祭賞、優秀賞、奨励賞2点(クリックで拡大)



部門賞A~D は、巡回展用作品


岩手芸術祭審査結果 9月13日(日)県公会堂26号室 審査:織作峰子先生

芸術祭賞 「一本桜」     岩城茂孝    (宮古市)
優 秀 賞  「胎動賛歌」   ヨシダヨシノリ (盛岡市)
奨 励 賞  「海へ帰る」   有 田 勉   (宮古市)
奨 励 賞 「幸せにしてね」 石橋百合子  (滝沢村)

部門賞(20名)

メタルの輝き 高橋廣実(盛岡市)、天極・叡と一本桜 泉澤竹男(盛岡市)、ぐるっといわてローカル線 松本静穀(盛岡市)、夏・神社前の賑い 平舘徹(盛岡市)、 ここまで、巡回展作品

 以後順不同(数字は受付番号)

11秋日 虫壁節子(盛岡市)、30故郷目前 佐々木繁(宮古市)、32精霊の宴 北井崎昇(盛岡市)、55予感  高橋圭子(盛岡市)、57里の秋 照井俊男(盛岡市)、76エコ 空き缶カメラ 菊池賢一(釜石市)、101水たまりアート 武藤章(宮古市)、107秋桜物語 中屋敷数榮(滝沢村)、114寒冷の候 立花拡子(盛岡市)、119陽はまた昇る 菊池健逸(八幡平市)、127われら家族 杉本英雄(盛岡市)、133忍び足 浦波陽子(盛岡市)、134温泉宿の昼どき 日向ユリ子(盛岡市)、136白樺林でつかまえて 菅野敬夫(盛岡市)、138雨上がる 吉田几布(花巻市)、159涼爆 木村明夫(川井村)

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<全体の評>

組が多いが、組む事によって損してる人が多い。4点組の中の1点なら上位になったの多い。今日も1点惜しいのあった(後で聞くと「イエメンの女」の右下?)

組写真は組むことによっての相乗効果が出るが、相乗効果が出ない写真は組まないほうがいい。写真を捨てられないことはわかるが、あれもこれもは逆に効果が引き算になる。

全体的に見ると、やり方が古いと思った。写真を見せる最後のフィニッシュを考えて作ってほしい。

「舟っこ流し」の写真、写真の貼り方がベコベコになっている。これはきれいに張れば上位に行ったはず。写真を裏打ちしてから貼ってほしい。
「おばあさんの3枚組」の写真、左の写真は意味がない。外して別な写真を探した方がいい。
「9枚組の四角い穴の写真」写真とアートの間のような作品。この頃はアート性の写真の評価が高くなって来ている。
「針穴写真」若い人だと思うが、感覚が良い。

<芸術祭賞>

デザイン力で決まった。1枚の写真を2つのストーリーに分けている。モダンな構成力、しゃれた感覚。人物のバランスがよく、人物みんな動きがある。モノクロの感じがダイナミック。デザイン性+ドラマを感じる、他にない作品。(普通のカラー作品だったら1位にはならなかった)

<優秀賞>

とても意味深な作品。左上の木は女性の足を暗示させ、子供が生まれて、右下の桜の花で子供の誕生を祝う暗示。ストーリーを写真で表現している。組んだ効果のある作品。

<奨励賞1>

全体に暗い作品。何かをひきつける魅力がある。暗い中のかすかな光が効いている。ここに行けば誰でも撮れそうで実は撮れない。独特のトーンを感じさせる。

<奨励賞2>

モデルが良い。モデルを見つけるのもその人の力。無駄のないフレーミング。ストレートに、良いモデルと出合ったその瞬間に撮影している。

この撮影の後、撮影のしかたを色々考え始めると、かえって写真がだめになっていく。その、ここから始まっていく写真(写真のベテランはここから色々な撮影技術で沢山撮影していくが、その寸前で止まっている写真)。

この段階から、さらにいろいろ考えて撮っていくと必ずスランプになって悩む事になるが、そのスランプを乗り越えて行くとさらに進歩して行く。

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