四級猫       .      .

猫の目観察レポート、地球にて。(社会的地位、犬より下 ゴキブリよりは上)

8320 明戸公民館・高橋博之県政報告会

2008年03月20日 | 政治
春分の日 当初は、今日の昼に予定してたが、お彼岸なのでみんなお墓参りしてると気がつき、急遽報告会を夜に変えたそう。

 石鳥谷町新堀の明戸(AGUDO)公民館で高橋博之さんの県政報告会があった。15人ほどの参加。
 矢幅からも一人、県政報告会をしてると聞いたので来た、と言う人がいた。ついでにではなく、県政報告を聞くためだけに来たそう。
 県政報告会は、他地区でもしてる人はいないのだろうか?。わざわざ来ただけあって、鋭い質問で県立病院問題では博之さんと議論になっていた。

 県政報告会をしてて、他の地区はほとんどだまって静かに聞いてて、たとえ言ってる事に反対でも議論を吹っかけたりしないが、東和地区だけは、はっきりと話がつまらないと言うし、反対だと反対の理由をはっきり言うから、藤和に行く時は気合を入れていくそうだ。


左の人が、わざわざ矢幅から来た人


 最初に花巻市議会で、歴史的なことが月曜日に有った話から始めた。あるいは花巻市議会では初めてのことかもしれない、市からの骨抜きにされた「花巻基本条例」提案に対して市議会からの修正案が17:16で通ったことを説明。残念ながら大半の人は、話の内容がピンと来ないみたいだった。

 次は、空港のターミナルビルの話。県の予算がついたので、いらない、という博之さんの意見は引っ込めて、空いた今のターミナルビルの利用を考えれことに変えたそうだ。

 北上の企業誘致の活動はすごいと言う話から、花巻は交通の便が良いのに、それを活用するソフトがない話をしてた。市長が花巻に企業誘致を積極的に進めるといってるので、期待しようとのこと。

 電力会社から多額の宣伝費をもらってるせいもあってマスコミも及び腰で、なかなかニュースにもならないが六ヶ所村の核再処理問題は、原子力発電所の数倍の廃放射能を海に垂れ流す計画になっていることの重大さを話していた。

 競馬問題は、ソフトバンク?他の企業が、経営をしたいと言ってきてるので、これ以上、県のお役人が経営しても黒字は無理の状況なので、赤字を増やさないためにも、民間会社に渡してしまおう。というのが県と県議会の流れになってるそう。ソフトバンクは、北海道の輓曳(ばんえい)競馬を肩代わりして黒字にした経歴があるそうだ。


10人以上の人前で話すのは、久しぶりで緊張すると言っていた


 最後に、県立病院がこれからも減るので、減るのがいやなら病院新税を作ろう。あるいは、個人の医院をもっと積極的に活用する方法と、限界集落の話をしてた。

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日々是好日」3月20日(金)より、要約引用

『受益と負担』

 ・・第179回県政報告会には、15人の方が参加してくれました。・・・多くの方に聞いてもらった方が、テンションがあがります。今日は若い男性もひとり参加してくれました。座談会では、医療費が高くて生活が苦しいのでなんとかしてほしい、費用対効果を意識した行政をやってほしい、花巻空港に海外定期便を持ってきてほしい、という意見がありました。

 私は、花巻空港の国内便の利用客が減少の一途をたどっていて、今後利用客の反転も見込めないこと、外国人観光客については、仙台空港に任せてしまうのがベターだと考えていたので、新ターミナルビルの建設には反対しました。・・・それぞれの県ですべての機能を有するフルセット主義は時代遅れもいいところで、これからは相互補完主義という視点に立って、空港にしても、港湾にしても機能分担していかなくてはならないというのが私の考えです。

 ところが、反対していた新ターミナルビルの建設が決まってしまったので、・・・今後は少しでも多くの方に利用してもらえるような空港にしていくためにはどうすればいいのかを考えていくのが、・・・私が取るべき態度だと思い定め、気持ちを切り替えました。・・・利用促進についても、機能分担、役割分担が大事だと考えます。・・・東北全体で調整、連携を図っていくという視点が必要になってくると思います。今夜の座談会は、この空港の話もあり、産業振興の話もあり、地球温暖化の話もあり、結局2時間半近い長い報告会となりました。今日の報告会で一貫して主張したのは、受益と負担の関係を考えない住民の意識変革です。たくさん受益したいけど、びた一文負担は嫌だ!では、国も県も破綻します。

 ・・・環境福祉常任委員会がありました。・・・「海に、空に、放射能を流さないことを求めることについての請願」が取り下げになった報告がありました。・・・。「障がい者への差別をなくすための岩手県条例の制定についての請願」については、継続審査となりました。今回が最後の継続としたいと思います。

 ・・・岩手県保健福祉計画の変更について議決を求めることについて審査しました。・・・県民の役割が定められました。平たく言えば、風邪や擦り傷くらいで県立病院に行くな、ということです。この住民の意識改革を進めていくためには、本県の医療体制がいかに恵まれたものかという現実と、そこに至るまでの過去の歴史もしっかりと認識してもらう必要あります。

 医療局の審査で、なぜ本県の県立病院は一般会計からの繰入金が180億円と巨額なのか、その要因は何か医療局長に正しました。結論をひと言で言えば、岩手は他の地域よりも県立病院医療に特にも力を入れてきたということです。昭和25年、県議会で丸3日間に及ぶ大激論の末、全国で最も多い本県の県立病院はスタートしました。昭和30年代、本県が財政再建団体に転落したときも、歯を食いしばって、この県立病院には手をつけませんでした。そのようにして守ってきた県立病院も、過去の歴史を知らない住民からすれば、あって当たり前のものとなってしまっています。「住民にとっては、空気みたいなもの」という医療局長の答弁がまさに住民意識を言い当てていると思います。

 こうした県立病院の歴史、その結果、本県の県立病院医療が他の都道府県に比べ非常に恵まれているという事実について、多くの県民に知ってもらうことも、新しい保健福祉計画が定める住民の意識改革を促すことにつながっていくものと思います。この住民の意識変革とは、県財政という枠組みの中における大きな意味での受益と負担がリンクしているということ(県税収入と国から入るお金で行政サービスを提供しているという当たり前の事実)を認識してもらうということなのだと思います。県立病院は空気ではなく、大いなる受益なのです。


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