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薄給のサンフランシスコ

レストラン情報とかはありません。微妙なサンフランシスコ写真の宝庫を目指してみます。

ニュースを見て・その2 ステロイド公聴会

2005年03月20日 | スポーツ。主に大リーグ

次はステロイド問題。先日、下院が大リーグ関係者や元・現役大リーガーを召喚して公聴会を開きました。仕事しながらラジオの生放送を聞いてたんだけど、各選手のコメントや反応がなかなか興味深かった。

まず、それぞれが用意してきたステートメントを読んだんですが、大リーガーになる夢を持っていた少年時代の話から始める人、自分のチャリティー歴を羅列する人、ステロイド投与が原因で自殺した子供の親に涙ながらに「こんなことは2度とあってはならない」と強調する人などいろいろ。まだここは一方的に話す場なので空気は比較的穏やかでした。穏やかじゃなかったのは、マグワイアが「誰が何をしたとか公言するのは私の信条に反するのでしない」と言ったときぐらいでしょうか。

問題はその後の質議。普段の生活であまり聞かないような言い回しで質問されて答えに詰まったり、緊張してる雰囲気がバリバリ伝わってきましたね。シリングがきちんとした言葉で堂々と答えていたのが印象的でした。あと、英語がネイティブじゃない選手はある意味ラッキーだな、とも思いました。「(質問に対する)自分なりの意見はあるけど、的確にどう表現したらいいのか分かりません」て言えば「じゃあ、しばらく考えててください。その間にほかの人に聞きますから」ってなるもんね。しっかり聞いてなかったけど、多分そんなやりとりがあったと思います。

でも何と言っても、マグワイアが「私は過去のことを話すためにここにきたのではない」を繰り返したときが一番ウケたかな。真剣な問題なのに失礼ながら笑ってしまいました。ラジオで聞いてたときは「この人ちょっと頭悪いのかな?」と思ってしまいましたが、後でテレビで映像を見て納得。冷や汗だらだらタイムだったんですね。

カンセコについては、私は彼の本を読んでないし、この問題提起の方法も気に入らないけど、多分本当のことも言ってるはず。大リーグがステロイド問題と真面目に向き合う機会になって良かったんじゃないだろうか。本人は名前と本を売りたいだけかもしれないけどさ。

「ステロイドの規制が厳しくなるとホームランが減る」って声も聞くけど、別に野球にホームランはそんなにいらないじゃん。Art of baseballってホームランでは絶対ないはず。そりゃ、何年か前のナ・リーグ優勝決定戦の第4戦の八回裏2死一塁、フルカウントからのホームランはものすごく興奮したけど。でも、それを言うなら、去年のプレーオフのあの場面でのロバーツの盗塁もかなりグッときた。彼、けっこう好きなんだよね~。対戦チームにいるときは嫌いになるけど。ドジャースだったときは半分憎んでた。

はっ、だんだん話が逸れてきたので、今日はこのへんで。Let's go Giants! Let's go Oakland!

アリゾナとフロリダ

2005年03月07日 | スポーツ。主に大リーグ

この2つの単語を聞いて「スプリングトレーニング(または春季キャンプ)!」とパッと頭に浮かぶ人は、けっこうな大リーグファンかと思います。この時期はニュースでも少しずつ野球の話題が増えてきて、わくわくするものですが、なんと先日、うちの職場にアリゾナとフロリダが来ました。

いや、正確に言うと、アリゾナとフロリダに行ってたAさんが顔を出しました。スプリングトレーニングの取材に行ってたとのことで真っ黒に日焼けしてました。うらやまし~。日焼けじゃなくて取材が、よ。

でも笑えたのが、日焼けの色に差があったこと。前髪の生え際部分が顔全体に比べると少し薄い。まぁ、これはよくあることなんだけど、Aさんの場合はその薄い部分も十分焼けている。思わず「そっから上がアリゾナ焼け?」とか言ってしまいました。キャンプ地の天気の良さをそのまま連れてきてくれた感じ。大リーグ開幕は近いよ!

ボンズ会見

2005年02月23日 | スポーツ。主に大リーグ

ステロイド疑惑が渦巻く大リーグ界ですが、今日、サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズ選手が春季キャンプ先で記者会見を開いてました。なんでも、かなりの数の取材申し込みがあったので、一括にやってしまおうというのが理由らしい。テレビで会見の模様を見たんですが、う~ん、あれはテレビ局の編集であーなったのだろうか。「君らはみんな嘘つきだ。ストーリーのため、またはその他の理由で嘘をついたことがあるだろう。人のことをとやかく言う前に、自分の行動を改めるべきじゃないのか」と、かなり強い口調で言ってるところを、どの局でも放映してました。

それを見ながら思ったことは、「みんな嘘つきだ」なんて概括的に言っちゃうのはどうだろう、ってことと、会見で言いたかったのはこんなことなのかな、の2点です。もっとほかのことを強調したかったんじゃないかな。でもジャイアンツファンでボンズファンじゃない私には、そのメッセージは伝わらなかった。メディアが一堂に集まったところで怒っておいて、後々の取材の申し込みを減らそうってコンタンだったんなら成功と呼べるかもしれないけど。

なんか、みんなほっとけばいいのになぁ~と、ときどき思います。大リーグの大スターだからしょうがないけど、いつもいつも囲む必要はないと思う。そういう私も数年前は興奮して写真撮ってました。でも誰もが注目してレンズを向けているから結構すぐに興ざめしてしまい、そのうちほかの選手を撮るようになってました。球場に通ってたころがなつかしーなー。今年は行くんだろうか。