撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

広島電鉄 福島町(2023.5.1) 5107編成、5010編成、1012編成並び

2023年05月06日 23時01分35秒 | 路面電車
5/1に広島電鉄本線 福島町電停で超低床車両5000形、5100形、1000形の並びを撮りました。
1枚目は福島町電停で並んだ左側はGreen mover max(グリーンムーバーマックス)5107Aの2号線 宮島口行き、右側はGREEN MOVER(グリーンムーバー)5010Aの2号線 広島駅行きです。



2枚目は西観音町~福島町電停間で並んだ左側は5010B、右側は1012の3号線 広電西広島行きです。
5010編成の後追いを撮ろうとしたら、西観音町電停から1012編成が来るのが見えました。
少し遠かったですがズームで並びを撮ってトリミングして整えました。



3枚目は後追いですが、福島町電停を出発して新己斐橋に向かう1012です。



4枚目は順番が逆ですが、福島町電停に向かう5107Bです。



この写真も福島町電停で3100形を待っている間に撮れることができました。
先に他都市からの譲渡車両などの旧型車両を殆ど見掛けなかったと書きましたが、これからの広島電鉄を象徴するような超低床車両の並びを連続して撮ることができました。
GREEN MOVER(グリーンムーバー)5000形は1999~2002年にドイツのシーメンス社(シーメンス交通システム社)で12編成が製造されています。
アルミニウム合金製の車体を持つ5車体6軸の関節式連節車で、広島電鉄では初の超低床車両でした。
2000年には鉄道友の会第40回ローレル賞を受賞しています。
しかし、車両価格、部品調達コストが高額なこと、部品調達に時間がかかり過ぎることなどが問題となり、12編成で増備が打ち切られました。
現在では運用停止や部品取りとなっている編成も多く、運用されているのは半数になっています。

Green mover max(グリーンムーバーマックス)5100形は上記の事情から、近畿車輛、三菱重工業、東洋電機製造、広島電鉄の4社がU3プロジェクトの名で共同開発した、産初の100%フルフラットの超低床車両です。
2004~08年に10編成が登場し、2006年には鉄道友の会第46回ローレル賞を受賞しています。
現在では5107編成のみが荒手車庫に在籍して2号線の本線、宮島線の直通運転に運用され、他の編成は千田車庫に在籍して市内線を中心に運用されています。
2018年~は 先の記事で紹介したGreen mover APEX(グリーンムーバーエイペックス)5200形が登場し、現在では8編成が荒手車庫、千田車庫に在籍して活躍しています。

1000形は5100形をベースに編成長を5車体3台車の編成長30mから3車体2台車の編成長18.6mに短縮されて前中扉に変更した仕様で、2013~20年に18編成が登場しています。
1001編成はPICCOLO(ピッコロ)、1002編成はPICCOLA(ピッコラ)の愛称でしたが、1003編成~以降の愛称はGREEN MOVER LEX(グリーンムーバー・レックス)となっています。

他都市からの譲渡車両などの旧型車両の運用が多かったのが広島電鉄の魅力でした。
超低床車両の普及で旧型車両が引退していくのは残念ですが、利用者のサービス向上が図られて利用者数が増えれることで路面電車が長く利用されることを願っています。


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