撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

広島電鉄 稲荷町(2024.7.7) 5011、3906 並び

2024年07月15日 22時57分13秒 | 路面電車
7/7に広島電鉄 稲荷町電停でGREEN MOVER(グリーンムーバー)5000形とぐりーんらいなー3900形の並びを撮りました。
1枚目は、稲荷町交差点で並んだ右側はGREEN MOVER(グリーンムーバー)5011Aの2号線 広島駅行き、左側はぐりーんらいなー3906Aの2号線 広電宮島口行きです。
宮島線運行車両にバスケットボールB.LEAGUEの広島ドラゴンフライズが2023-24シーズンに祝勝したことを記念して優勝記念ヘッドマークが掲出されています。



2枚目は、交差点を通過して本線を進む5011Aです。



3枚目は後追いですが、的場町電停に向かう5011Bです。



4枚目は順番が逆ですが、稲荷町電停に向かう3906Bです。



5枚目は後追いですが、稲荷町電停を出発する3906Aです。
この後、1枚目の並びを撮りました。



6枚目は、稲荷町交差点の横断歩道から広島駅に向かう工事中の新線を撮っておきました。
広島電鉄では初めてのダイヤモンドクロッシングで直交する交差点になります。



本線の的場町~稲荷町電停間は2025年に本線の稲荷町電停から駅前大橋を通る新ルートに変更後も路線は残ります。
しかし、2号線は右側の新ルートを通って広島駅に向かうようになるので、2号線が交差点を直進する光景も、あと1年弱となります。

GREEN MOVER(グリーンムーバー)5000形は1999~2002年にドイツのシーメンス社(シーメンス交通システム社)で12編成が製造されています。
アルミニウム合金製の車体を持つ5車体6軸の関節式連節車で、広島電鉄では初の超低床車両でした。
2000年には鉄道友の会第40回ローレル賞を受賞しています。
しかし、車両価格、部品調達コストが高額なこと、部品調達に時間がかかり過ぎることなどが問題となり、12編成で増備が打ち切られました。
現在では運用停止や部品取りとなっている編成も多く、運用されているのは3編成程度のようです。

ぐりーんらいなーは、1980年に軽快電車として3車体連接車の3500形が登場して以来、1984年に3700形、1987年に3800形、1990年に3900形、1997年に3950形と改良を加えながら、ぐりーんらいなーシリーズは増備されてきました。
3500形は当時の最新電鉄技術を集めた試作要素が強かったこともあり、加速性能が後に登場するぐりーんらいなーに比べて劣り、また故障も多かったことから、現在では運用離脱して休車となっています。
3700形は抵抗制御、平行カルダン駆動方式といったオーソドックスな技術が採用された量産型で、3800形からはVVVFインバータ制御車となっています。
3900形は3800形のモーター出力60kWから85kWにUPされて加速、減速がスムーズとなり、3950形はぐりーんらいなーシリーズの最終増備車で車体デザインが変更されています。