本📖『ダライ・ラマ自伝』ダライ・ラマ
山際素男[訳]
(引用、始め)
その一方、旅行制限の緩和により、
かなりの数のチベット人がぞくぞくと
インドへ来るようになった。
(👩ダライ・ラマ14世は
現在インドに亡命されているから )
(わたしダライ・ラマ14世が)これを書いている時点でも(インドに
)1万人が訪れ、
(その)半数以上--
その大半は青年たちだが--
わたしたちの学校や僧院大学で
学ぶために(インドに)居残っている。
また(チベットに)帰国した人たちも
そのほとんどがやむをえぬ理由で
(チベットに)帰ったのである。
わたしはチベットから新たにやってきた
人びととできるかぎり会おうと努めた。
どの出会いも感動的であった。
大部分の(チベット)人は、ぼろをまとい、
貧しく、純真でひどく悲しげだった。
わたしはつねにその人びとの生活や
家族のことを尋ねた。
答える人の目は涙に溢れ、
なかには悲惨な(チベットの )物語を
話しはじめるや、その場に
泣き崩れる人もいた。
またこの頃、チベットに
行ったことのある旅行者が増え、
その人たちとも会うようになった。
史上初めて外国人(大半は西洋人)が、
"雪の国"に制限付きで近寄れるように
なったのである。
だが、残念ながら中当局は最初から
厳しい制限を課した。
解放政策のごく初期を除いて
一定の旅行日程に従わなければ
(チベットへの)入国も許可されなかった。
そしていったん(チベットに)入国するや、
旅行者の訪れることのできる場所は、
厳しく制限された。
しかもチベット人との接触は
最低限にとどめられていた。
というのも宿泊施設の大部分は
中●人に握られていたからである。
それにそうした宿舎で働いている
わずかなチベット人は、サーバント、
清掃夫とかいった下働きでしかなかった。
これは依然として障害でしかない。
(👧なぜ障害でしかないの?)
さらに悪いことに中●人ガイドは、
(旅行者に)再建された建物だけを案内し、
破壊された何千という建築物を
(旅行者は)見ることができないのである。
たしかにこの十年間で、
とくにラサ周辺の修復作業は
大幅に進歩している。
(👨この『📖ダライ・ラマ』の第一刷は
2001年6月10日)
しかし、皮肉で言うわけではないが、
その工事の大半は旅行者目当てなのだ。
というのもこの再建された建物に
入ることを許される僧侶は中●当局の
厳しい審査を受け、修行するどころか、
再建事業を自分たちの手で
(大方は個人的寄付に頼っている)
やらねばならぬときているのだから、
観光目的以外にどんな理由がある
といいたくもなろう。
用心深く訓練された(中●人)ガイドのおかげで、
この事実に気づく旅行者はほとんどいない。
たとえ旅行者が、どうしてこんなに
修復作業があちこちで行われているのかと
尋ねても、答えは決まっている。
残念なことにあれは文化大革命のやりすぎがチベットにまで及んだせいである。
しかし中●人民は、『4人組』の支配下で
起こったことを心から申し訳なく思い、
その恐るべき過ちを全力で償(つぐな)おうと
全力を尽くしているのだ、と。
だが、この大破壊のほとんどは
文化大革命のはるか以前に起こっていた
という事実には口をつぐんでいる。
悲しいかな大部分の旅行者にとって、
チベットはおそらくエキゾチックな
観光地以上の(なに)ものではなく、
パスポートにもう一つスタンプが増えた、
くらいの意味しかないだろう。
人びとはいくつもの寺院を観光し、
好奇心を満足させ、色彩豊かな衣服を
まとった巡礼団を見、懐疑的になりかけた
気持ちを消すことだろう。
だがこれですべてが終わりというわけではない。
🌕観光にきた真の値打ちはその先にあるのだ。
それは経済や統計的数字となんの関係もない、
❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️
本当に想像力があり物事に関心のある❇️
ごく少数の人たちだけが❇️❇️❇️❇️❇️
出会えるものなのだ。❇️❇️❇️❇️❇️
❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️
それは、(諸外国からの旅行者に)
べったりくっついて離れない、
(👩👧しっしっ、あっち行け!これは
私たちの心の声。)
それは、べったりくっついて離れない
(中●人の)ガイドの目を盗み、
❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️
❇️👁️見てはならぬものを見出だし、❇️
❇️👂聞いてはならぬことを聞く耳を❇️
❇️✒️もった人びとだけに許された特権だ❇️
❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️
(👩👧👶ねっ、宮崎駿先生、
お願いします❗
ねっ、ヒツジの絵を描いて❗
👴ほら、こうかな❔
👩👧👶ちがう、そんなんじゃないの。
👴(え、ちがうの?)
(ハチマキ)
ほら、あんたがたのほしいヒツジは
この箱のなかに入っているよ。
👩👧👶そう、これ、これよ❗
私たちはこんなヒツジが
観たかったの❗知りたかったの❗
ほら、ヒツジも喜んで
ピョンピョン跳び跳ねて
いるじゃない!
(👨それは、ハイジとペーターのヤギだよ。)
いまこの国際情報社会といわれる
高度に進化した時代に、
まさかの民族浄化、遅れた一党独裁、
民族大量虐殺(ジェノサイド)事件が
起きている。それも何年も前から。
信じられる⁉️
信じられない‼️
全世界、特に精神的に進化した欧米社会が驚きと怒りでひっくり返り、
大きな哀しみで
バケツをひっくり返したように
大量の涙を流し、
そうして今度こそ、民族浄化、
ジェノサイド(民族大量虐殺)などを
二度と決して再び繰り返さないことを
世界各国津々浦々の人たちが
自分の心にかたく誓うような
アニメーションを
制作してほしいのです。
そうして世界中の人びと1人1人の
熱い熱い熱湯と化した涙が
大きな大きな大河の流れとなって
「21世紀のジェノサイド撲滅」という
力強い激流になりますように。
1分1秒でも早く。
どうかどうか、
宮崎駿先生とチームの方々に
お願いいたします。
👴👨世界のイルミナティ、
ロックフェラー家も
ロスチャイルド家も
のこる11家も
このジェノサイド撲滅企画を
誰も阻止してはなりません!
ジェノサイドを行使しているのは
いうなればあなたがたの
対抗勢力でしょう?
ビートルズを世に送り出した
時のように、
このアニメーション企画に
力を貸してください。
「なぜ・・・
誰が・・・
世界をこんなふうにしてしまったのでしょう」
悪魔たちは他の星に逃げればいいけれど、
その時、この美しかった地球に自分たちの
卑怯さだけを残していくのですか?
名誉挽回するなら今です。
どんな悪い血筋でも
死ぬ前に、去る前に、
一回くらい善いことをして
行きなさいよ。
『🎵野に咲く花のように』(ダ・カーポ))
という歌が主題歌の
『🎥裸の大将』というドラマがあります。
死ぬまでにいっぺんくらいこのドラマの
主人公で日本の画家の
山下清さんみたいな心になってごらんなさいよ。
この人は精神性が崇高で、言ってみれば
ダライ・ラマやガンジーと同じです。
あなたがたは精神性が低くて、
うわべだけの道徳心。
ただずる賢く頭がいいだけだ。
それじゃダメ‼️
墓場の棺桶の日の当たらないじめじめした場所に引っ込んでいた悪い種がまたガラスの棘のような芽を
出してしまった‼️
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チベット、ウイグル、南モンゴル弾圧。
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👧ありゃ~、イルミナティの13家まで
怒りのとばっちりを受けて
叱られてしまった!
👴👨👩👧👶
マザーテレサや
ガンジーや
キング牧師や
J.F.ケネディや
ジョン・レノンが
生きていたら何と
言うだろう(怒り)))
偉人がみんな、死んでしまった今、
あなたがたを叱るひとがもう居ない。
世紀末を見計らったように計画的に始まったジェノサイド。
「大人も子どもたくさんの選択肢を
毎日持っているんですよ。
それをどういうふうに使うかですよ」
「こういう時代は、
渇望するものがあるはずなんだよ、
気が付かないでいるけど。みんなが」
(宮崎 駿)
自分の選択肢を世のため人のために使う。
使命。)
(引用、続き)
1981年から87年にかけて
(チベットへの)観光客は
年間1500人から4万3千人に増加した。
そしてその旅行の後で
われわれを訪ねてくれた人びとは、
中●側の言う"自由"に
ほとんどなんの中身も
ともなっていないことを
教えてくれた。
チベットには依然(として)
言論の自由が許されていないのだ。
内密で中●の占領に異議を唱えても、
公では(誰も)口にしようとしない。
(👨仕方ないよね、弾圧、投獄、拷問されるから。家族親戚を人質に取り、精神的な拷問もある。)
情報は厳しく管理され、
宗教的行事も同じように制限されている。
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チベットは、人びとを恐怖によって
服従させている警察国家だということは
いまやほとんど論証するまでもない。
(👧自由の街 香港も いまや香港警察がそうやっているよ。)
毛(●東)の死につづいて、
ほんとうの改革が始まったのだという
約束などなんの関係もなく、
人びとは恐怖のなかで暮らしている。
そして今人びとは、
自分たちがそのなかに埋没するのではないかと恐れる、
膨大な中●人移民の
絶え間ない流入に直面しているのだ。
(👩新疆ウイグル自治区の現状と同じではないですか‼️)
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わたしの会ったチベット旅行者の多くは、
(チベットに)行く前は親中的(「中●に良い感情を抱いている」)だったのに、
現実を見(て)、すっかり(今までと)考えが変わってしまったと、わたしに語っている。
(👨嫌中派になった。)
また、もともと政治には関心があったけれど、
今はその(政治への)態度を変えざるをえないと感じている、とも言った、あるノルウェー人の言葉が今も印象に残っている。
彼は、宗教(👩仏教、キリスト教、イスラム教等)を破壊したことで中●人はよくやったと関心していたのだが、
二度ラサに行き、実際何が行われているかを知った。 チベット人を助けるために何か出来ないだろうか、と。
わたしはチベットから戻り、
同じような質問をする人に対するのと
同じ答えを彼にもした。
🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕
いちばんいい方法は、
あなたが見てきた真実を
できるだけ多くの人に告げること
🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕
です。
そうすることによってチベットの惨状が
世界中に認識されてゆくでしょう、と。
(P.377)
🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕
(👴👨👩👧👶
宮崎駿先生、私たち家族は、
「真実をできるだけ多くの人に告げよ❗」
と、ダライ・ラマ14世に頼まれましたね❗
アニメーションを製作してくださいますか?
私たち、時間が無いんです。
明日はわが身なんです。
先生、こわいんです。
チベットやウイグルの人々を
どうしても迂回して通れないのです。
先生、手伝ってください。
先生はいつも、やらないより
やって良かったって、
仰ってるではありませんか。
私たちだって、先生がもうお歳だってことなんか
重々分かりきっています。
みんな無視か、諦めか、終了!とか言ってます。
終了って、あなた、次は私たちかも知れないのに。
スマホで遊んでいる場合じゃない。)
(引用、続き)
チベットからの来訪者、旅行者などの話
から、1983年9月に始まった、
中●、チベットにおける新しい弾圧事件は
もはやさほど驚くほどの衝撃ではなかった。
ラサ、シガツェ、ギャンツェでの処刑、
チャムド、カルツェでの大量逮捕が伝えられた。
表向きの取締り(中●でも行われたは)、
"犯罪者、反社会的分子"を対象
としたものだった。
明らかにこれは反体制派の弾圧であった。
しかし、中●当局の態度が硬化したあらわれであったとはいえ、このニュースは
いい面もあった。
それは
🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌕
チベットに特派員を送ることを許された
外国報道陣による中●の行動に関する
初めての通信だったからである。
この新しい弾圧は毛時代の古い、
苛酷なやり方への逆戻りの合図として
受け取られ、難民たちは強く反発した。
デリーやインド各地の居住地全域で
抗議デモが行われた。
わたし自身は、
この残虐性が
とう小平体制への保守派の
単なる反発を表わすものなのか、
それともチベットがふたたび
暗黒時代に入ったのかを
即断するのは時期尚早(じきしょうそう)に思えた。
しかし、先遣隊を送るのはもはや不可能
なのは目に見えており、必然的に
わたし(ダライ・ラマ14世)のチベット訪問も
立ち消えとなった。
1984年の5月までに、
チベットに対する中●の政策に
大きな変更が行われたことが
明らかとなった。
チベットの中●人官吏の85%は減らす
という胡耀邦の公約に反し、
移民の大々的運動が開始されたのである。
"開発"の名のもとに
6万人の熟練、未熟練労働者募集の募集
の手続きが始まり、
経済的保証、
住宅援助、
移住資格保証
などが与えられた。
それと同時に、中●内での
旅行制限緩和によって、
大勢の人間が個々に
職を求めて続々と
チベットに入り込んできた。
チベット人の言葉によれば、
1人の中●人が来れば、
いち10人がつづいてくる。
かくて巨大な民族移動が
とどまるところを知らず
つづけられたのである。
その(1984年の)秋、
インディラ・ガンディー首相が暗殺され、
チベット難民は真の友人を失った。
ロンドンからデリーに向かう途中
そのニュースに接し大変なショックを
受けた。
ちょうどその日、
J・クリシュナムルティと一緒に
彼女と昼食をともにする予定だった
からなおさらであった。
彼女の後は息子のラジヴ・ガンディーが
継いだ。彼は若い指導者で、
国家のために尽くそうと大きな決心をし、
チベット亡命社会にもできるだけのことを
しようと思ってくれていた。
(中略)
それから一年も経たぬ間に、
チベットは最大の支援者の一人、
ロブサン・サムテンを失った。
彼はそのときわずか54歳だった。
ある意味で、非常な悲しみにくれながらも
わたしにはその死がそれほど意外には
思えなかった。
大一次事実調査団の一員として
チベットを訪れたとき、
彼(ロブサン・サムテン)の受けた衝撃は
あまりにも深かったのだ。
あれほどまでにむき出しの惨苦と不幸に
さらされているチベット人を無視して
はばからなかった中が、(中●を)
彼(ロブサン・サムテン)には
どうしても理解できなかったのである。
(👨ロブサン・サムテンは原因不明の
流感にかかり、それが肺炎に進み、
黄疸を併発し、三週間を経ずに
亡くなってしまった。)
②に続く。
チベット・ウイグル弾圧関連ニュース
【自由 強権】チベット亡命政権・アリヤ日本代表に聞く 「仏教への干渉は宗教的迫害」
2021/04/15 18:14 産経新聞
菅義偉(すが・よしひで)首相が初の直接会談に臨むバイデン米大統領の政権は、中国に対し香港や新疆(しんきょう)ウイグル自治区だけでなくチベット自治区の人権を擁護する姿勢を強く打ち出している。15日までに産経新聞の取材に応じたチベット亡命政権の代表機関、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のアリヤ代表は、自治区の厳しい情報統制をはじめとする弾圧の実態を説明し、チベットの人権問題に日米がともに取り組むよう求めた。
チベット自治区では、2008年3月に中国政府の宗教弾圧に抗議する大規模な反中国デモ(チベット騒乱)が起きた後も、チベット語教育の禁止など当局の抑圧・統制が進み、抗議の焼身自殺者が絶えない。
現在、チベットに関する国際報道はウイグルに比べて少ないが、アリヤ氏は「情報が出ていないからチベットは平和だと考えるのは間違いだ」と訴えた。自治区の区都ラサは、いたるところに警察署が設けられている上、住民が相互に監視し合う制度もつくられ、1960〜70年代の文化大革命を彷彿(ほうふつ)させる統制社会になっているという。
中●がチベット仏教の高僧選びなど仏教の伝統に介入していることには「宗教的な迫害だ」と批判した。
その上で、「世界中で大事にされている価値観、子供たちのために、国際社会が団結して中国の政権に行動を変えさせなければならない」と訴えた。訪米する首相には「チベットの人権問題についてバイデン氏と認識を共有し、日米でともに取り組んでもらいたい」と求めた。