おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

僕が彼女を好きになった理由 2

2006-10-25 22:10:47 | 阪神タイガース
前回の続き。

1992年、ギリギリのところで優勝を逃したときは本当に悔しかった。ヤクルトが優勝を決めた瞬間、サンテレビを消して…泣いた。けど好きなチームが優勝に向かっていくという気分を初めて味わうことになった。この年に出現したのが今季限りで引退する新庄。当時は…というか阪神を去るまで、どういうわけかあまり好きじゃなかった。
そしてタイガースはまた弱くなっていく。吉田監督(日本一になった時の監督)や、野村監督が"テコ"は入れたけど、優勝が現実になるまでさらに時間を要した。それまでに新庄が敬遠のボールを打ってサヨナラ勝ちしたり、川尻のノーヒットノーランとかやらかしたり、面白い試合も年に数回はあったけど。
そして、結婚して仕事も忙しくなってきて、そしてワールドカップに押されたりして、ほんの少しずつ、タイガースから(野球から)気持ちが離れてきつつあった2002年、星野監督が少し面白くしてくれた。そして2003年…。
その年は開幕前から「ひょっとしたら…」と思っていた。それが確信に変わったのは4月末、甲子園の広島戦で4対10の"大"劣勢から、8回裏にホームランなしで9点(!!)取り、13対10とひっくり返した時だった。1985年のバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発のように《エポックメイキング》というのは、こんな事をいうのかもしれない。
そして9月15日の広島戦(広島多いね)、赤星がサヨナラヒットを打ったとき、少しだけグッときたけど…嫁がいたので我慢した。本当に泣いたのは…嫁が寝静まった夜遅く、優勝特別番組をビールを飲みながら見ていて「あぁ阪神ファンでよかった」と思いながら、しみじみと。

こういうのって、恋が成就するのとよく似ている感じかもしれないね。


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5 Comments

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ど~も~、愛のキューピットで~す (鯉人)
2006-10-26 12:34:34
事あるごとに広島戦での記録達成やら優勝シーンを放送する。そっちの方がよっぽど涙が出るで!
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感情 (企鵝 改め 猟虎)
2006-10-26 13:00:42
我は、まだ自分の好きなチームが優勝したり、勝ったりして泣いた事がない。どちらかというと選手の人生や秘話に感動し、やばい時の方が多い・・・。広島の「津田」、ロッテ黒木の54番、近鉄(というより大洋のイメージが強い人が多いはず)の盛田のカムバック賞等・・・ うっやばい!!!





追伸:猟虎は「りょうこ」「涼子」でもありません。
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Unknown (おっさん)
2006-10-28 18:04:30
鯉人くん、企鵝 改め 猟虎(そしたらなんて読むねん?)さん



自分はもちろん阪神ファンだけど、去年(2005年)、一緒に観にいった倉敷の阪神-広島戦、ネクストバッターサークルで素振りをしている、その年で引退した広島の野村の背中が、なんか忘れられないなぁ。
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野村 (鯉人)
2006-11-01 13:34:02
自分の我を通さずカープ一筋の野村、大野、その他…。本当に素晴らしいと思う。現役では緒方、佐々岡、前田。黒田が苦悩する理由も分かる。ただ忘れて欲しくないのはカープのフロントがFAを行使しなかった選手へ黒田に対するような配慮をして欲しい。
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Unknown (おっさん)
2006-11-02 00:44:42
たしかに「黒田だけは特別」だったら、黒田が残留したとしても、その先に意味はないと思うな。数年後、新井や栗原が同じように出て行ってしまったら、その意義がないもんなぁ。
今回「黒田だけは特別にルールを変えてでも」っていう広島の対応が、ちょっと気にかかるんよなぁ。
どうなるんでしょうか?黒田はピンストライプのタテジマを着るんでしょうか?
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