おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

THE BEST YEAR OF HIS LIFE

2006-10-26 21:56:06 | 野球全般
本当は今日の更新は休みにしようと思ってたんですけど、思ったことがあったので書きます。
今、日本シリーズ日本ハム-中日の5戦目をやっている。これを書いているまさに今、5番の稲葉がダメ押しのホームランを打って、6番の新庄が現役最後の打席(おそらく)を打っている。そして泣いている。今、三球三振しました。

前回に書いたけど、阪神にいたときの新庄は、面白い選手ではあったけど、タイガースファンでありながらあまり好きじゃなかった。自分は偏見や好き嫌いが多い人間なので、どこが?と問われたら、いえない。でも、当時から意味不明の言動もあったし、突然メジャーへ行くとかいいだして「何や、こいつは」と思った。
けど、メジャーへ行ってからの新庄は良くなったんじゃないかと思う。「記録はイチロー君に任せて。僕は記憶に残る選手を目指す」とか言っていた。記録を追求する野球(通常はそういうこと)よりも、自分自身で野球を楽しむような姿が、ほんのちょっとだけ、カッコよく見えたりした。

…と書いてるうちに優勝が決定し、最後の打席から大泣きし続けている新庄が胴上げされている。監督インタビューがはじまった。

日本へ戻ってきて、やっぱり??って思うところもあったけど(オールスターゲームでホームスチールを決めたり…)、日本ハムで3年間いて、引退を決めた最後のシーズン(しかし4月に引退発表するか?)で日本一。これ以上のことはないと思うし、今となっては引き際のタイミングもよかったんだろうし、自身の野球人生最良の年で終える、新庄に間違いはなかったんじゃないかと思う。

…って、突然「やっぱ、来年もやります!!!」とか言わんだろうな。


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