おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

ピチカート・ファイヴ『東京は夜の七時』

2007-02-23 21:33:39 | 音楽全般
トレンチコートの時にチラッと書いたピチカート・ファイヴ。

惜しまれつつも2001年に解散してしまったけど、日本以上に欧米諸国での知名度は高く、特にフランス国内で「ジャパニーズアーティストといえば?」の問いに、もっとも多く答えられたのがピチカートファイヴだったらしい。有名な曲は『東京の夜は七時』や『陽の当たる大通り』『HAPPY SAD』とか…知らない人は知らないでしょ?

実をいうとピチカート・ファイヴを教えてくれたのは、付き合いだした頃の嫁である。

当時の自分はとにかく洋楽ばかり聞いていて、特に日本の女性ヴォーカルの曲は一切聞いていなかったし、音楽に関して好き嫌いがはっきりしていた。過去に何度か書いた"偏見"のひとつです。色んな効果音がごちゃごちゃと入ったウルサイ音楽や、歌詞の意味が理解できない音楽はとにかく嫌いだった。
日本で当時『渋谷系』という位置付けをされていたピチカート・ファイヴの音楽は、ペットショップボーイズみたいにいかにもヨーロッパ的なつくりで、とてもじゃないけど自分の耳に合う楽曲じゃなかった。それにヘンテコな歌詞だ。「♪犬は吠えるし 子供は泣くし 車はいつか盗まれる」…だからどうした?っていうような(笑)。嫁はその意味不明な歌詞が好きだったらしい。

でもさんざん聞きつづけると、意外に耳に馴染むもので(おっさんになって耳がやわらかくなったのか)、今となってはこういうタイプの曲も自然と嫌いじゃなくなってきた。付き合っていた頃の嫁に借りたアルバム『overdose(写真)』は飛ばして聞く曲がなかった。このアルバムに入っている『東京の夜は七時』のテンポが聞いてて心地よい。今も車の中にあって、時々聞きながら出勤しております。

これをよく聞いてた頃、車の中で嫁とよくケンカしていたね(爆)。色んな意味でも自分の青春時代、よく聞いた一枚であります。

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