僕のディープなイタリア旅行 ６ フィレンツェにて、マクドナルドと深夜徘徊

前回のマクドナルドの話とリンクさせて…オイラのイタリア旅行記を（ここまでは１～５までの過去ログをご覧ください）。

ペルージャからフィレンツェへ移動したけど…イタリアという国は、どこまで列車の時間が正確じゃないのか。フィレンツェのサンタマリア・ノッベラ中央駅へは午後８時前に着く予定が、軽く１０時をまわっていた。結局、本場の美味しいものにもありつけず、駅前のマクドナルドで夕食…というか夜食。イタリアに来てまで”マック”かよ。一般的なハンバーガーのセット（名前を忘れた）を注文する。まぁお腹も空いていたので、食はすすむんだけどね。

しかし、驚いたことがひとつ。ポテトがびっくりするくらい美味しかったのだ。いつもよく食べる『マックフライポテト』もけっして悪い味ではなんだけど(酷いときも結構あるが)、ジャガイモの味ではなくて、どこかそのスパイスの”風味”で食べている感じがする。でもフィレンツェで食べたそれは…スパイスはほぼ日本と同じくらいだったけど、ポテトの食感がまったく違った。うどんを食べるようなもっちり感…とでも言えばいいのかな。意外なものに感銘を受けてホテルへ。

翌日は早朝から『PRADA』のアウトレットに行くことになっていたし、当日中にミラノへ移動しなければいけないから、フィレンツェ観光の時間がほとんどない。だから、残念ながら教会や博物館へも行けない。というわけでチェックイン後に再び外出し、時間の可能な限り、地図を見ながら街の深夜徘徊をする（今考えれば結構危なかったかな）。

フィレンツェの街は意外に狭い。ドゥオモ、シニョーリア広場、ヴェッキオ橋…。観光スポットというべき場所はローマと違ってけっこう集中しているから、そんなに長時間歩いたわけじゃないんだけど、ポイントを押さえることはできたんじゃないかと思う。
ファッション好きの友人は小さな洋服店の前で立ち止まり、「こんな店が日本にあれば…」と呟いていた。当時の自分もモード・ファッションに傾倒していたところがあったので、その意味はなんとなく理解できた。フィレンツェにはそんな店が多く潜在（深夜だったので静かに）していた。

とにかく、この旅行でのフィレンツェの思い出は、駅前のマクドナルドと街灯のイルミネーションに彩られた街しか残っていない(しかもフィルムを失くしたため、写真も残っていない)。でもとってもいい街でした。次にイタリアへ来るなら、ここを中心に回りたい。

でも次にフィレンツェへ訪れる際は、ちゃんと昼間に観光し、ちゃんとした美味しい食事を取り…最後にマックでポテトを食べよう(笑)。