今さらながら、野茂英雄の現役復帰を望む

今はキャンプの真っ最中ですが…久々に野球の話題。

ずっと前にイチローと松井の話を書いたことがあって、機会があったらこの人のことも書きたいと思ってたんだけど、昨シーズン中に引退の発表があるなんて思ってもいなかった…野茂英雄。いちいち説明の必要もないであろう、近年の日本人メジャーリーガーの先駆者。

しかし…たとえば、北島康介は北京オリンピックへ向かうために並々ならぬ期待をもって送り出されたと思う。対して野茂に関しては近鉄球団やNPBへの不満もあり、半ば”追放”に近い形（任意引退）でメジャー移籍を果たした。そしておそらく誰もが「ホンマに活躍するんかな？」っていう”斜に構えた”思いだったに違いない。
でもその活躍は誰もがご存じのとおり。メジャー2年目の秋、1996年に達成したノーヒットノーランはいろいろな悪条件の中での大記録。あの時は神戸の友人の下宿先で衛星放送を見ていたんだけど、あれには興奮したなぁ。

翌日、近くの駅にスポーツ新聞を買いに行ったけど、野茂の”ノーノー”のおかげでキライなスポーツ報知しか残っていなかった…今もその新聞は持っている。５年後にレッドソックスで２度目のノーヒットノーランを達成しているけど、自分にとってはこの時のインパクトがあまりに大きすぎる。

ミーハーといわれても仕方ないけど、自分は野茂が海を渡ってからメジャーリーグを本格的に観るようになった。野茂がいなかったら…ひょっとしたら松坂やイチローだってまだ日本でプレーしていたかもね。



そして今年…オリックスのキャンプで”テクニカルアドバイザー”としてバッティングピッチャーとしてマウンドに立っている野茂…まだまだいけそうじゃん。そう思ったのは自分だけなんだろうか？