おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

木村拓也さん

2010-04-14 23:50:59 | 野球全般
ご無沙汰です。

最近、諸事情があって家のパソコンから遠ざかっていて…書きたいこともたくさんあるんだけど(長男の入学のこととか、aikoのライブをまたまた名古屋まで観に行きますよとか、昨日のタイガースの試合はすこぶる面白かったねとか、今日の松井の優勝リング贈呈セレモニーは感動したねとか)、タイムラグはありますが、書けたらぼちぼちと小出ししていきますんで。

で、今回はこの話題…カープファンの友人も揃って書いてるし、自分みたいな“にわか”野球ファンが書くのもなんですが…昨年現役を引退してジャイアンツのコーチに就任していた木村拓也さんが先日、クモ膜下出血のため永眠。「試合前のグラウンドでノック用のバットを持って倒れる」という衝撃的な一報が入り、「悪化の一途」というのを聞いて…心のどこかでそれを受け入れる覚悟はしていたんだけど、やっぱり現実にすると、しばらく経った今でも哀しい気持ちになる。

昨年の日本一直後、優勝会見をした金屏風の前での引退会見…あのインパクトが強いから、当然ジャイアンツの選手としてのイメージが誰も強いんだろうし、元々は日本ハムにドラフトで入団した木村コーチだけど、自分としてはやはりカープのユニフォームを着た姿を真っ先に思い出す。ピッチャー以外はどこでも守ることができるユーティリティプレイヤー…主に内野手だったけど、元はキャッチャーとしての入団だったということはずいぶん後で知った。でも「カープの選手だった」という記憶だけ。残念ながらプレイ自体は”全く”といっていいほど覚えていない。「どうして?」と言われても、それが自分の中の木村コーチだから仕方がない。

そして…亡くなってしまってから色んなエピソードが出てくるけど(『自称阪神タイガース評論家』でtoraoさんが書かれている、”超”間接的な小笠原との繋がりには思わずグッと来た)、自分としては昨シーズンのジャイアンツ、延長戦とケガで控え捕手がいなくなった試合で「経験のある自分が監督に呼ばれると思ってたから」とブルペンで黙々と準備していた、というエピソードをシーズン終了後に取り上げられていた報道番組を観て、いたく感動したのを思い出す。
ピンチも迎えるも見事切り抜け、その後チームも優勝。WBC連覇を導いた原監督は選手を鼓舞、勝つための全うな手段は敵ながら…アッパレと書きたいけど、やっぱり憎たらしい(笑)。それでもそのピースの中にしっかりと収まっていたキムタクが素晴らしいと思った。さらに「こういう時のために若い頃から野球をやってきた…」というコメント。あれが昨年の秋のこと、もう彼がこの世にいないなんて信じられない。

そして何よりも…37才は若すぎる。人生に幕を下ろすのにはあまりに早すぎる。調べてみると、クモ膜下出血は高齢者よりも、自分たちのような年代で多く見られるらしい。ストレスを抱え込みつつある自分も…今回の木村コーチの死で少し怖くなってしまったけど、自分よりも多大なストレスを抱えている(であろう)友人もいたりする。「気をつけて」とか「無理の無いように」としか言えないけど、家族を抱えている限り、自分自身も大事にしないと…と思った。

とにかく…木村コーチの御冥福を心よりお祈りいたします。


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2 Comments

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Unknown (Boaz)
2010-04-19 20:27:16
現実は辛く厳しい。本当に。

我々もいつ何時こうなるか、わからんわけで、
そういう事もどこかで覚悟しながら、しっかりと生きていかんといかんよね。

名古屋も目いっぱい、楽しまんと。
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現実 (おっさん@昼休み)
2010-04-20 12:36:52
未だに信じられないッス。
たったまだ数週間前のこと。

ちょっと先週末にウチで事件が起こりまして(近々書きます)…
そんな意味でもこの件が自分の中でも大きかったんだな、
っていうのを再認識しました。

名古屋はめいいっぱい楽しみましょ。
色んな人とのコラボもできたら。
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