久々にマジメな話を書いてみる。
最近、食品業界の不祥事が立て続けに起こっている。不二家の賞味期限の改ざん、その流れに乗ったかのようなメーカーによる商品の自主回収…。ちょっとひどい話だなと思う。自分は食品関係の会社に勤めているから、この話は他人事ではないと思っている。汚れのない企業モラルはどこへいったのか?
自分は入社当初は商品の配送をやっていて、右も左も分からないまま、お客さんのこともあまり考えず、一日の配送を「早く終える」ことだけに集中していた。だから何度か出荷時に焦ってチェックもせず、賞味期限の切れた商品を出荷したり、床に落として汚れてしまった商品をそのまま持っていってしまったことがある。今の自分はそれらの在庫管理を中心にやっているから、そんな商品を発生させてはいけないし、出荷すること自体が許されるはずもない。大体のお客さんは怒って返品されたけど、一部のお客さんは「冷凍食品だったら問題ないよ」とか「半値にしてくれたら買うよ」って言われたこともあった。しかし、そういう店があることも事実。よほど流行っている店でない限り、どこの店でも緻密な原価計算を行っているし、"数円"単位で切り詰めている。
あるチェーン店のメニュー提案の時に原価表を見せてもらったら、野菜の横に付いているパセリにまで"銭"単位で計算式が入っていた。ネギが高騰していた時、小さなうどん屋の主人は頭を悩ませていたし、数年前、鶏インフルエンザの影響で鶏肉の価格が倍に急騰した時、弁当屋のマスターは「唐揚げ弁当を倍の値段にして売るわけにいかんしなぁ」とため息をつきながら嘆いていた。
今日はうまく書けないけど(いつもうまく書けてないんだけど)、こんな事件が起こるたびに入社当初の自分と、"銭"単位で切り詰めたあの店の原価表を思い出す。こういう問題ってやっぱり難しい。信用って何だろう?って自分に問い掛けて、今回はおしまい。
最近、食品業界の不祥事が立て続けに起こっている。不二家の賞味期限の改ざん、その流れに乗ったかのようなメーカーによる商品の自主回収…。ちょっとひどい話だなと思う。自分は食品関係の会社に勤めているから、この話は他人事ではないと思っている。汚れのない企業モラルはどこへいったのか?
自分は入社当初は商品の配送をやっていて、右も左も分からないまま、お客さんのこともあまり考えず、一日の配送を「早く終える」ことだけに集中していた。だから何度か出荷時に焦ってチェックもせず、賞味期限の切れた商品を出荷したり、床に落として汚れてしまった商品をそのまま持っていってしまったことがある。今の自分はそれらの在庫管理を中心にやっているから、そんな商品を発生させてはいけないし、出荷すること自体が許されるはずもない。大体のお客さんは怒って返品されたけど、一部のお客さんは「冷凍食品だったら問題ないよ」とか「半値にしてくれたら買うよ」って言われたこともあった。しかし、そういう店があることも事実。よほど流行っている店でない限り、どこの店でも緻密な原価計算を行っているし、"数円"単位で切り詰めている。
あるチェーン店のメニュー提案の時に原価表を見せてもらったら、野菜の横に付いているパセリにまで"銭"単位で計算式が入っていた。ネギが高騰していた時、小さなうどん屋の主人は頭を悩ませていたし、数年前、鶏インフルエンザの影響で鶏肉の価格が倍に急騰した時、弁当屋のマスターは「唐揚げ弁当を倍の値段にして売るわけにいかんしなぁ」とため息をつきながら嘆いていた。
今日はうまく書けないけど(いつもうまく書けてないんだけど)、こんな事件が起こるたびに入社当初の自分と、"銭"単位で切り詰めたあの店の原価表を思い出す。こういう問題ってやっぱり難しい。信用って何だろう?って自分に問い掛けて、今回はおしまい。
「信用の蓄積は一生、失墜は一瞬」っていうけど、まさにそれを実感した出来事でした。
しかし…某大学近所のお好み焼き屋はすごかったよなぁ。