安倍総理大臣の辞任問題

「投票に行っていないお前がそんなこと語る資格がない」って言われるかもしれないけど…。

安倍総理大臣が突然の辞意表明。ちょっとビックリしたと同時に、「あぁやっぱりなぁ」って思った。結局、何をやるにもタイミングが悪すぎたかな。
不祥事連発の大臣を擁護しすぎて国民からの風当たりが強くなり、参議院選挙に惨敗し(それでも辞めない)、その直後にその一部の大臣を更迭してもねぇ。それに「インド洋での海上自衛隊の給油活動を続けることができなければ辞める」と大見えを張っておいて、党首討論の開始直前に突然に辞意って…。戦(いくさ)から逃げたみたいで、なんかみっともないような気がする。

以前『自分が選挙に行かない理由』っていう回で書いたことがあるんだけど、自分には支持政党はない。ただ「この人なら…」っていう政治家は何人かいる。例えば…小泉前総理。やり方が強引だという意見もあったけど、その意志ははっきりしていたし、リーダーシップもあった。成立させたかった郵政民営化法案の成立後に『抜け殻』となってしまい、その後は大キライになったけど…掲げた旗はしっかりなびいていたような気がする。細川さんの連立内閣(自分が高校生の時だ)の時も政治が面白くなってきて、勉強がてらに新聞を毎日読んでいたのを思い出す。

小泉政権の官房長官の時から”ポスト小泉”みたいな扱い方をされていた安倍さんだけど、自分はそれ以前から首相に向いていないんじゃないか？と思っていた。人気だけで担ぎ出されてしまって、そのベールが案の定はがれてきて…。この人は上に立つんじゃなくて、大臣”あたり”で、のんびりやってたら良かったのに…と思う。しかしこうなった以上、同情はできない。まぁご苦労さんでした。

次はどんな人が総理になってくれたらいいのか？私的には…ちゃんと誰もを政治に興味を傾けさせてくれて、選挙に行かねば…って思わせてくれるような人がいいなぁ。好きな女の子のタイプを告白しているみたいに軽く聞こえるかも知れないけど、それが民主主義としての政権運営の基本だと思う。
…ってそんな人、今の”先生方”におるんかな？