おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

9月にまつわる歌 3 エリック・クラプトン『PILGRIM』

2007-09-29 12:28:59 | ERIC CLAPTON
9月が終わろうとしているので、このシリーズは最終回。

3回目はエリッククラプトンの1998年発表のアルバム『PILGRIM』。一部ファンは打ち込みのドラムが不評だったみたいだけど、『MY FATHER'S EYES』『SHE'S GONE』『RIVER OF TEARS』といった名曲が多くて、本当に素晴らしいアルバムだと思う。今聞いても”古さ”がまったく感じられない。

…その中から1曲だけ見つけました。タイトルソングの『PILGRIM』。

…たしかに少し、リズムが耳につきません?

ずっと前にひとりで北海道旅行をした話を書いたんだけど、その際、このアルバムをウォークマンでずっと聞いていた。それに列車での移動を除いて、この旅行ではとにかく歩いた。レンタカーも借りなかったし、おそらく現在の自分の生活と比較すると、軽く1か月分くらいは歩いたんじゃないかと思う。履いていったレッドウイングのブーツの底の擦り減り方も普通じゃなかった。
今考えたら、この少し耳につく打ち込みのドラムが、歩くのに適していたんじゃないだろうか。歩幅をリズムに合わせて。そういえば村上春樹さんも「このアルバムを聴きながらジョギングをすると心地よく走れる」とどこかに書いておられた。ある意味、健康的なアルバムなのか(笑)。

とにかくこのアルバムを聴くと、やたらと歩いた北海道旅行を思い出す。あれが9年前の9月か…。このシリーズは個人的なことばかりで「まったく9月に関係ないじゃないか」っていわれるかも知れないけど。


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