クラプトンの新作『CLAPTON』

エリック・クラプトンの先日発売されたばかり、その名も『CLAPTON』というアルバムを聴きながら、毎日通勤しております。

数年前までクラプトンの来日公演はいつも秋に行われていて、いつのツアーだったか、彼の大ファンである竹内まりやが「クラプトンの秋が来る」ってどこかで書いてるのを見たことがあるんだけど、まさにこの時期のアルバム発売。

御年65才のクラプトン。変に肩の力も入れる必然性もなくなったんだろうねぇ…年相応と言っては失礼なんだろうけど、実に円熟味のある、いいアルバムだと思う。“弾きまくりギター”を期待した人には物足りない内容になるかと思うけど、ヴォーカリストとしての充実ぶりは特筆すべきところ。

名曲『枯葉』のカヴァーも収録…ジャズのことはよく分からないんだけど、この人も自分にとってはくるりと同じく“全天候型アーティスト”なので、テクノからヒップホップまで何でもこなせる。ついでに数年前のツアーの最後で唄った『Over The Rainbow』も入れてくれてたら良かったのに。こういった曲をもっとライヴでやってもらいたいんだけど…やるなら武道館じゃなくてZepp、いやもっと小さいクアトロくらいの“ハコ”がいいか。

おそらく来年早々に行われるであろう来日公演…時間を見つけられたら行こうと思うんだけど、ここしばらくあまり代わり映えのしない(爆)セットに、このアルバムの曲が入っていたら…と切に思う。