今日の天気
、妊娠24W6D
昨日の夕方、先日行ったタンポーネ検査(tampone vaginale)の結果を受け取ってきました。今回は、去年(分からない人コレ読んでね)しぶとく陽性だったウレアプラズマ。そしてgermi comuniっていう「一般的な細菌」とでも言うのかしら、妊婦さんが検査するべき菌のこの2種類。たった2種類の検査だって言うのに、ウレアプラズマの検査は保険が利かないから全部で45.22ユーロもかかりました。しかも、この検査で何かが陽性反応となった場合には、更に結果を受け取る時に約25ユーロ程追加で支払わなければなりません(何故、追加で
とお思いと思いますが、詳しくは後ほど)。
そして、早速気になる結果ですが、まず「ウレアプラズマ君」から
。
陽性・・・
ちっ、去年2回も抗生物質を飲んだってのにしぶとく残ってた。
そして、一般的な細菌の方ですが、ちなみに今まで行った2回のタンポーネ検査では2回とも陰性でした。だから今回もきっと陰性なはず。
と、思いきや何かが陽性・・・
ちっ、追加料金25ユーロ支払うことになったじゃないか。何なんだ、この陽性になった細菌は・・・
。
という訳で、妊婦生活も楽じゃありませんね。早速、先生に電話して報告したらね、即効病院に来るようにって。「即効」ったって、今すぐって訳には行かないし、ここはイタリアですから。先生のシフトが入っている夜20時以降に行くことになりました。
新たに発見された私の中にいるこの新しい細菌の名前は、Streptococcus agalactiaeというもので、イタリア語ではStreptococco di gruppo Bと呼ばれていて、日本語だと、B群レンサ球菌だって。こんな名前聞いたことはないけど、もらった結果書類にはどういう菌だかって説明もちゃんと書かれている。AとかBとか色々Gぐらいまで種類があるらしく、その中で私のはこのBのやつ。
これが読んでみるとかなりヤバイ気配
。
説明には、検査をした健康な妊婦のうち1/3の人に見つかる菌で、妊婦の母体にはほとんど影響はないが、出産の際にこの菌に感染しているまま赤ちゃんが生まれてくると、産道で感染してしまう可能性があり、もしも感染してしまった場合約1%の赤ちゃんが死亡する危険度の高い病気にかかってしまうらしい
。しかも、この菌が膣の中にいると、早産になる危険があるらしい・・・
でもまぁ、ちゃんと治療していればそんな危険も回避できるし、帝王切開すればそんな心配は無用となるわけですが。
この検査は、妊婦さんが皆検査するべき検査だそうで、本当は30週過ぎた出産が近くなってきた妊婦さんが受ける検査なんだって。私は何かいつも大事をとってなのか分かりませんが、早め、早めに検査を受けているみたいです。
という訳で、先生にも「動揺するな。普通に沢山の妊婦さんに見られることだから」と言ってくれました。しかも私の場合は、今までの2回の検査では見つからなかったということで、多分妊娠してから一時的に菌に感染したのだろう・・・だから治療すればすぐ治るはず、とのことでした。
で、ここで検査センターで追加料金を払う羽目になった25ユーロが役立つ訳です。なぜならば、ウレアプラズマの場合もそうだけど、この菌をやっつける為にどの薬が効くのかっていうのをこの検査センターが実験してくれて、その結果もくれるから。10種類位の抗生物質で実験してくれてその結果、どの抗生物質が有効で、どの抗生物質だと効かないかってのを、私の中で見つかったこの菌を対象に調べてくれるのだ。だから、先生は、その結果を見ながら、妊婦でも飲める抗生物質を選んで処方してくれるんです。
前回までウレアプラズマをやっつける為に私には効くとされていた抗生物質が、今回はResistenteって効かなくなっていた。私のこの菌は薬を飲んだことにより、抵抗力が付いてしまったらしい。別の薬を試さなければならないけれどとりあえずこれよりももうひとつの菌のほうの治療が大事ってことで後回しになりました。というか、まずは、B群レンサ球菌をやっつける薬を使ってみて、それからまたタンポーネ検査して、もしかしたらウレアプラズマも一緒に死んじゃってるかもしれないってのを期待するらしい。
このウレアプラズマってのは一体何なの~
。出産に関して特に重度の危険を引き起こす菌としては報告されていないらしいけど
。いらないよ、こんな菌。
そ・し・て・またしても、Lactobacilio vaginaleっていう膣内のphを正常に保つ為の菌が減少していました。以前は、これが欠如していると精子が子宮に到達するまでに死んじゃうっていうことで治療しましたが、今回はですね、これが欠如しているといろんな菌に感染しやすくなる(普通はこの菌が膣内を正常に保ってくれる)のだそうです。ということで、これも治療要です。
で、お薬が処方されました。
Cleocin:21.90ユーロ、膣の中に入れるクリームです。箱の中にはチューブのクリームが1本と、細い注射器の針が無いような感じのものが6本入っています。それを使って毎晩寝る前に6日間クリームを塗る(?)。
Tantum Rosa:8.50ユーロ、膣内洗浄液みたい。5本入り。あぁ・・・1本足りないじゃないか
。夜にCleocinのクリームをやって翌朝にこれで洗浄するんだけど。もう1箱買うしかないね・・・。
Clavulin:10.10ユーロ、抗生物質の飲み薬。これでB群レンサ球菌もウレアプラズマも死んでくれ~
。朝晩に1錠づつ6日間服薬。
Lactonorm:まだ買ってない。上記のクリームと洗浄の治療が終わったら今度はコレ。膣内のphを正常にするためのカプセル型の薬で膣内に入れる。1日1個7日間。
はぁ・・・妊娠中も治療とか検査とかいろいろでお金かかるんだねぇ、本当に。
あとは、先生からのアドバイスで、「沢山ヨーグルトを食べなさい」とのことでした。
ヨーグルト好きなのですが、最近は食べてませんでした
。これから毎日食べます