2016/01/31◇横浜市南区の蒔田(まいた)周辺を散歩しました。
◇蒔田は戦国時代に吉良(きら)氏の館があり、蒔田御所と呼ばれていたそうです。
吉良氏は足利将軍家の一族として「御所(足利将軍家)が絶えれば吉良が継ぎ、吉良が絶えれば今川が継ぐ」
と言われていたそうです。ちなみに東京の世田谷城も吉良氏の館跡です。
◇タイトルの写真は蒔田の森公園から御所跡の丘陵を写したものです。
丘の上には横浜英和学園があり館を偲ばせるものは丘陵状の地形や近くの勝国寺くらいです。
【↓蒔田の森公園の案内板】
◇つづいてご紹介するのは、勝国寺です。
勝国寺は吉良氏の菩提寺で、蒔田御所跡の横浜英和学園に隣接しています。
墓地には吉良氏の供養塔もあるそうです。
【↓勝国寺の門・本堂】
◇最後にご紹介するのは三殿台(さんとのだい)遺跡です。
三殿台遺跡は縄文時代から古墳時代にかけての集落遺跡で、竪穴式住居跡や貝塚が見つかっています。
蒔田御所跡の丘陵と地続きの丘の上に位置します。縄文時代は近くまで海だったそうです。
遺跡は整備され、復元された竪穴式住居や出土品を展示する小さな博物館があります。
【↓三殿台遺跡】