2015/09/23◇東京大田区の池上本門寺にいってきました。
◇池上本門寺は日蓮宗の大本山です。◇日蓮宗の開祖・日蓮上人は現在の千葉県で生まれ、
比叡山で修業したのち、身延山久遠寺を建立しました。上人が晩年、湯治のため常陸に向かう
途中にこの地で亡くなったそうです。◇その後、在地の武士池上氏が屋敷を寄進し、
寺となったのが本門寺の始まりです。
◇大堂は寺の中心的な建物で、日蓮上人の像を安置しています。残念ながら戦災で焼失し
戦後の再建です。
◇寺の周囲は他の日蓮宗寺院や公園があり、緑豊かです。境内の建物をいくつかご紹介します。
【↑池上本門寺五重塔】
この五重塔は1607年建立で戦災を免れたものです。23区内で幕末より前から現存する
五重塔には、他に上野の寛永寺五重塔があります。この塔は寛永寺のものより古く、
現存する五重塔としては関東地方では最古とのことです。
【↑池上本門寺経蔵】
こちらは経蔵といいい、文字どおり、お経をしまっていた建物です。
中には回転式の書架があり、一切経がおさめられていたそうです。
幸いに戦災を免れ、江戸時代の建物が現存しています。
【↑総門と参道の風景】
奥に見える門が境内の一番外側に位置する総門です。こちらも江戸時代の建築です。
両側には日蓮宗の寺院がならんでいて、大寺院の風格があります。