新聞の読書欄で紹介されていたので、借りてみました。
TV「NHK俳句」の選者・堀本裕樹さん、初めてのエッセイだそうです。
現代の俳人と言えば、TV・プレバトの夏井いつき先生しか知らないし、
最近は宮本輝さんの小説ばかり読んでいたので、
戸惑いながら読み始めた、俳人のエッセイです。
文章の中に、俳句が挿し絵のように散りばめられた作品は、
湘南のスーパーオーシャンビューの家に移住して、
毎日海を見て過ごす穏やかな暮らしぶりが描かれた、ホッとするような随筆です。
*
作者曰く
「俳人は ふだん どんな暮らしをしているのだろうかと、
不思議に思っている人が多いかもしれない。
なんとなくのんびりと風雅な装いで、着物なんか着て、
短冊を片手に筆を持って、日々一句ひねっているのではないか・・・」
「はい、そう思っていますよ。」
でもそうではなく、忙しい日々だそうです。