「派遣添乗員ヘトヘト日記」

2024年02月13日 | 本・よもやま話
久々の日記シリーズです。
このシリーズ、大変人気のようで、
予約数が多くてなかなか手元に届きません。




これまでの日記シリーズの中では、
自分たちもご縁がある、この添乗員編が一番身近に感じられます。
「うんうん、そうそう、あらま!」なんて相槌を打ちながら読み進め、
「へぇ~、そうなんだぁ、厳しいなぁ~」と読み終えました。


私たち夫婦も以前は毎年のように海外・国内旅行を楽しんでいましたが、
愛犬の老化とその後のコロナ禍で、
もう行くことはないだろうと、ピタッと諦めました。

が、愛犬が亡くなりコロナ禍も落ち着いてくると・・・、
旅行支援割で安く行ける上にクーポンまでもらえる…と、
欲に目がくらんで、少しずつ参加するようになったのです。


どうせ行くなら、楽しい旅にしたい。

私たちは、扱いやすい参加者だと自負していて、
また、それが当然の事と思っていたら、世の中甘くないようです。




旅の終わりに配られるアンケート用紙。
5段階評価で、別段問題ない時には、私たちは全て『満足』として提出しますが、
著者が全員から満足を貰ったのは、たった一回だけだそうです。

それは、札所を巡るツアー。
先達と呼ばれる僧侶が同行し、つつがなく旅を終えた所で、こう話した。
「みなさんが今日、無事に回ることができたのも、
添乗員さんや運転手さんが陰になって支えてくれたからです。
それを、お金を払っているのだから当たり前だと思ってはいけません。
感謝の気持ちを忘れずに生きてまいりましょう。」
その結果、参加者全員から『満足』と評価してもらったという次第。


一方、我々参加者も、色々な添乗員さんと接するわけで、
話しやすくて気の利く人、
愛想なしで事務的に仕事をこなす人、
まあほどほどにテキトーな人、
物知りで、適時・適切なガイドをしてくれる人、等々、
本に描くほどの事はないけれど、色々いらっしゃいます。


最後に、この本で知ったこと。

旅行を意味する英語のトラベルは、トラブルが語源だという。
コメント
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