ユノとぷりんと・・・・

大好きなユノと大好きな東方神起を心のままに綴ります…

学年通信

2010-02-02 13:15:38 | ひとりごと
先週の、息子の中学校からのお便り。

今月、来月と受験本番を迎えるにあたっての、とある先生からのメッセージ。

~多くの人の想いを受け止めて~というサブタイトルが付いた、その中の一文。



「先週には、高校へ提出される調査書を全職員で見て誤字脱字や文章表現を
チェックするという会議が開かれた。
調査書とは俗にいう内申書のことである。

内容は1年生からの学習成績、欠席日数、部活や生徒会への取り組み、
日常生活の様子など多岐にわたる。
担任は12月の懇談会が終わると調査書の作成にはいる。
一人につき何時間もかかるので、1クラス30数名分を書き上げるには膨大な時間が費やされる。
そのほとんどは休日や毎晩家へのお持ち帰りの仕事となるから、
家庭のある担任は家族を放っておいて、独身の担任はデートや遊びの誘いを断って
一人黙々とパソコンに向かうこととなる。

そうやって書き上げられた調査書からは担任の想いがひしひしと伝わってくる。
当たり前のことだがウソは書かない。
だからやってもいないことは絶対に書かれない。
君たちのやってきた事実が簡潔に、良さをとらえた表現になるように工夫して書かれる。
例えば、自分勝手な振る舞いが多くても
「自分の意志を強く持って周囲に流されずに行動できる」とか、
主体性がなく周囲に流されることが多くても
「協調性があり周囲の意見に耳を傾けながら取り組むことができる」など。

見る角度を変え、良さとしてとらえて表現を工夫し書く。
そこには担任たちの涙ぐましい努力がある。
B級のテレビドラマなどには「内申書に書くぞ」と脅すような教師がでてくることがあるが、
そんなことは絶対にあり得ない。
更に担任たちは生徒会や部活の顧問にも聞いて、
自分の知らないところでの活動の様子も盛り込むのである。

今年も君たちを、多くの場面をいろいろな角度から見て、
君たちの良さがよくわかるようにそれぞれの調査書が実に丁寧に書かれている。
私は昨年まで担任として調査書を書く立場だったが、今年は副担任として、
調査書を直接書くことがない立場から担任の先生方を見ていると、
その苦労や大変さが尋常でないことがよくわかる。

この、不況で大変なご時世である。
それが仕事で給料をもらっているのだから当たり前だろうと言う人がいるかもしれない。
だから担任の先生方は誰一人として愚痴ることなく黙々と調査書を書き上げている。
そこにあるのは「3年間一緒に過ごしてきた君たち全員が自分の望む進路を実現して欲しい」
という願いだけだ。

君たちの家族だって同様であるはず。
君たちにどれほど気を遣ってくれているかわからない。
試験の日に弁当をどんな想いで作ってくれるのか考えてみると良い。

恩着せがましく言うつもりはない。
でも、多くの人の思いや願いの上に君たちの進路実現があるということを改めて感じて欲しい。
感謝の気持ちがあるならば、
それは自分を律して精一杯勉強するという姿で表すほかにはないのである。」




育むって、本当に大変なこと。

誰だってその子の幸せを願ってる。

私、これ読んで夜中に一人泣きました…。

そしてこの文章の所々を、ついつい5人やスタッフ、ファンの立場に置き換えてみて…

そしたらさらにまた泣けて…。

これ書いた先生、毎回私好みの文章を書かれるんですよね~。

国語の先生かと思いきや、理科の先生なんです(笑)

先生方の想い、親には十分届きました。

子供たちには…どうなんでしょうか(汗)

心配だわ(苦笑)

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
理系な文だね ( komao)
2010-02-02 23:22:34
好きだわこういうバキバキした文章
内容も 仰る通り!
中学生に響くかはわからないけれど・・・とりあえずきちんと読んで欲しいわ子供らに

大人な年齢のあの子らも まだまだわかっていない部分は多いと思う。
自分達の中で通るわがまま 出しちゃいけないわがまま
自分を差し置いてでも 示さなくてはいけない感謝の心
何が, 何をしたら恩返しになるのか・・・
カシオペアに BIGEASTに スタッフに 上司に 恩師に 恩返しはできていますか?
その海よりも深いご恩を思ったら 自ずと答えは出るはずなんだけど・・・(もちろんいたずらに恩着せがましく言うつもりはないけど)

まだまだだわね 君ら

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また。 (rin)
2010-02-02 23:57:18
仕事の休憩中に「ユノぷり」にお邪魔し、休憩室で、一人泣いちゃいました(苦笑)

日頃、たった一日の、たった3時間半のために、何十人という人が走り回り、汗をかき、涙をし、それでも、その一瞬のために誇りを持って、働き続ける人々に触れています。
誰かが輝ける一瞬の為に、全力を尽くす人々の姿を毎日見ています。
だからこそ…。
ぷりんさんがご紹介くださった、先生の文章に自分の仕事、そして…彼らのことが重なって…涙が溢れました。

私も、周りの人々の思いに、思いを傾けられるようになったのは、まだ最近で…「まだまだ」と思い知らされることが多いですが…。
彼らもわかっているはずなんでしょうけどね。。
でも、何かがそれを見えなくさせているのかもしれませんね。

正直、中学生には難しい文章かもしれません。
でも、今はわからなくても、大切にとっておいて、数年後読み返してみて欲しいですね。
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大切な事 (ミーシャ)
2010-02-04 10:49:54
先生の言葉、素晴らしいね。泣けちゃうな

大切な事って、なかなか見えて来ないもの。
一生かけても何も解らない人も、沢山いるし、若くして解る人もいる(誰とは言わないw)

気がつかせてくれるような人に出会えるか、出会えないか

出会っても素直に受け取れる人か、そうじゃないか

ユノに出会ってから私はかなり変わったよ(変わろとしているかな)
誰が気付かせてくれるなんて解らないもんだねー(笑)

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komaoさん (ぷりん)
2010-02-06 12:05:40
komaoさん、こんにちは!

そっか…
確かに理系な文章かな(笑)
情緒的な綴りじゃなく、客観的に分析してるし。
ストレートで私は好きな文章なんだけど、
必ずしも全保護者がそう感じるとは限らないでしょうね(笑)

え~とっ(笑)
相変わらず手厳しいわね、あの子たちには(笑)
愛あるからこその苦言、それって必要だと私も思うわ。
腫れ物に触るように、誰からも何も言われなくなったら…
成長も変化もないと思うから。
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rinさん (ぷりん)
2010-02-06 12:18:27
rinさん、こんにちは!

ごめんなさいね~(汗)
また仕事中に泣かせちゃいました?(汗×汗)
rinさんのお仕事も、その日、その瞬間に最高の空間を作り上げる…
という、ホントに繊細で緊張の連続ですよね。

>正直、中学生には難しい文章かもしれません。
>でも、今はわからなくても、大切にとっておいて、数年後読み返してみて欲しいですね。

はい、私だって中学生だったら「はっ?何のことやら?」って感じでしょうね(笑)
だけど、大人になって、親になって、
初めてわかることや、感じること、ホントにたくさんあるんですよね。
このプリントは永久保存用のクリアファイル行きです(笑)
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ミーシャさん (ぷりん)
2010-02-06 12:28:34
ミーシャさん、こんにちは!

>気がつかせてくれるような人に出会えるか、出会えないか

>出会っても素直に受け取れる人か、そうじゃないか

ミーシャさんの言葉も深いです…。
ホントにそう思います。
自分にとって大切な存在になるヒトと出会ったとしても、
それさえ気付かずに過ごしてしまうヒトもたくさんいるでしょう。
私ユノに出会って、変われたかどうかわからないけど
家族や友人以外でこんなにも誰かの幸せを願ったことはありません(笑)
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