まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

松竹梅の面格子

2019-10-24 21:04:13 | ディテール
ちょっと最近心身共に疲れていて、ブログもあまり書けない。。。ちょっと軽めのネタで。。。

常々奈良県内をチェックしている兄が、時々私の好きそうな物件を見つけて、こんなんあるで、とメールをくれるのだが
だいたい間違いなく私の見たことのない、垂涎物件である(笑)。兄はジャンルは違うが私など足元にも及ばないマニアである。
私が廃線跡や地形などが好きなのも兄に刷り込まれたせいで、たぶんいろいろ影響されている(笑)。
私のツボをグサリと突いて来るので、いくつかためておいて、たまに実家に帰ったときに連れて行ってもらうのが楽しみだ。
今回のこれも、そんな兄のおすすめ物件のひとつ。近鉄南大阪線の坊城駅で兄と母と待ち合わせ(ローカル!笑)、
ピックアップしてもらって古い集落の中へ。古くは主要な辻だったという一角に建つお宅の窓がこれ。

うぉぉ~~!!なんと美形の面格子だろうか!シンプルで分かりやすい図柄、モチーフをポンポンと置いただけのような、
とても洗練されているとはいい難いデザインだが、それがかえって味わい深い。
白くペイントされているので線がくっきり。背景がモールガラスというのも、面格子が映えるね!


梅の花にウグイス(?)小鳥がかわいすぎる!


ハシゴのように描かれた竹の幹と三枚の笹の葉。


一本の松葉で、松を表現。


これでおめでたい松竹梅の図柄となっているのだ。施主が紙にイメージを描いて鉄工所に渡したのか、鉄工所の
職人さんが考えて作ってあげたのか・・・
日本にはこんな具象的なデザインの面格子は少なく、S字型や幾何学パターンなどの単純なデザインが多い中、
これは出色だな!!


そこはだいぶ古そうな集落で近くには立派なお屋敷もあったが、人が住んでいる気配はなくかなり老朽化していた。。。






ここから移動して、吉野方面へ向かう。

続く
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