まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

下市のまちなみ

2019-10-25 22:33:54 | 建物・まちなみ
続き

素敵な面格子
を見た後下市へ移動。ここもいい建物があると前々から勧められていた。

下市口はうろついたことがあるけど、川を渡った下市のまちは歩いたことがなかった。
山間の田舎町とあなどるなかれ。吉野川の支流、秋野川沿いの川港下市は、古代から人々が住み、格の高い神社が鎮座。
吉野の豊かな森林資源の集散地として長きにわたり栄えてきた、吉野地方の政治・経済・文化の中心地である。

通りでひときわ目立っている角丸ビルディングは、アールの部分に縦長のアーチ窓が3連。


この窓も細かく分割されステンドグラスのよう。


いかにもカフェー建築だが、元は「旅館なか家」だったとのこと。


お隣は本屋さん。テントの軒下に「植森商店」の文字が見える。本屋さんで「商店」とはあまり言わないが・・・
上に「図書教育用品」とあるから、最初は教育用品がメインの商店だったのかもしれないな。




左右のショーケース下がふっくらタイルの市松貼り!水色がいいね!


こちらもまたラブリーな、昭和美粧院。


入口脇にややふっくらした水色タイルがみっしり!!かわいい~~




いかにも女子受けするファサードだね!


昭和美粧院とペアなのかな、大衆理容ハレルヤのファサードは布目タイル使いで渋い。


派手な黄色い壁の和風建築は現在オフィス家具の看板が掲げられているが、側面には丸窓もあったりして、元は
料亭か何かだったのかと思わせる。




これは銀行。


橋のたもとにあった元銭湯。残念ながら廃業している。


入口の「日の出湯」の文字入りのランタン照明と壁の旭日デザインは健在。


こちらの大きな建物は下市の地酒「老松」を造る藤村酒造の建物。130年以上も続く老舗である。
白い部分がトタンなのは惜しいが、、、


2階分ほどもある高い高い塀が続く。


向かいの豊永林業の事務所も古い。


川石積みの風景。


秋野川に背を向けた家々はだいたいこのように崖に張り出して建てられている。平地にほとんど乗っておらずほぼ100%
斜面に懸崖している家もある。風景としては面白いが、昨今の災害のことを考えると、危ないな・・・(汗)


続く

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