米原から東海道線で2つ先の近江長岡。冬は雪に覆われるエリアであるが、雪のない季節に
ここを通ると右手に禿げ山と山裾の工場が見える。これが前から気になっていたのだが、
今日通ったとき、ふと考えた。セメントだろうか。だとしたら引込線があったのではないか。。。
果たして、近江鉱業の建物の後ろにコンテナが見えるじゃないか。ん?そのコンテナが
置いてあるところはまわりより盛り上がっている。築堤だ!
駅に近い部分は崩されたのだろう、だから今まで気づかなかったのだ。
急遽、車内で時刻表をめくり、犬山からの帰りに寄ることにした。

で、帰り。
この日は長良川の花火大会らしく、岐阜駅では浴衣のカップルやらファミリーやら人がいっぱい!
長良川の花火大会は数年前に行ったことがあるが、広い河原で結構ゆったり見れて良かったものだ。
しかし今日は人波に背を向け、近江長岡の築堤へ向かう(苦笑)。
近江長岡駅のホームは広々としていて、そこに降り立つと近江鉱業の工場だけが視界に入る。
もう薄暗い。日が暮れる前に早く見に行かねば。。。
工場側には出口がないのでいったん集落のある北側へ出て、東海道線のガードをくぐらねばならない。
おや、ここも二重ガードだ。

入口は広いが中に入ると車一台がそろそろと通り抜けられる位の幅になる。中は赤茶けた
石積み。石の色が古さを物語っている。これは後年線路が増設されたからだろう。

ガードを抜けて工場の方へ歩いていると、うわっ、あれは。住宅の間から見えたのは、
あのコンテナ。しかも!暗渠道を通すために築堤にあけられたトンネルは石積みだ。
おおぉ~!近江長岡で下りてよかったぁ。

向こうへ抜けると駅が見えた。築堤はこのトンネルのすぐ脇で崩されていて、本線までの部分は
駐車場になっている。それでもまわりの田んぼよりはいくらか高く、用水路の緩やかなカーブが
今も軌道跡をはっきり示している。


コンテナを頭上に見上げながら、坂道を工場の方へ上っていく。
タンカル、と書いてある。製造しているのは炭酸カルシウムかな。

ははぁ、ここから工場の方へ引き込まれていたんだな。
・・・と、ふと足元を見ると、あっ!レールがあるじゃないか。土の中からレールの天端が
のぞいている。撤去せずにそのまま埋めていたのかぁ。いいねぇ~

コンテナの留置されている場所から道路を挟んで続きの方向に目をやると、工場の扉の奥に
積み込み場がぽっかりと口を開けていた。


工場で石灰石などを積み込まれた貨車は、ディーゼル機関車に引かれてこの道を渡り、
東海道本線へと合流していったのだ。
工場の前で佇み、遮断機もない踏切をゆっくり通り過ぎていく貨物列車の姿を思い描いた。

もうすっかり日が落ちてしまった。あのガードをくぐって駅へ急ごう。
見知らぬ土地で駅の灯りはほっとさせる。

光る箱のような、近江長岡駅舎。
ここを通ると右手に禿げ山と山裾の工場が見える。これが前から気になっていたのだが、
今日通ったとき、ふと考えた。セメントだろうか。だとしたら引込線があったのではないか。。。
果たして、近江鉱業の建物の後ろにコンテナが見えるじゃないか。ん?そのコンテナが
置いてあるところはまわりより盛り上がっている。築堤だ!
駅に近い部分は崩されたのだろう、だから今まで気づかなかったのだ。
急遽、車内で時刻表をめくり、犬山からの帰りに寄ることにした。

で、帰り。
この日は長良川の花火大会らしく、岐阜駅では浴衣のカップルやらファミリーやら人がいっぱい!
長良川の花火大会は数年前に行ったことがあるが、広い河原で結構ゆったり見れて良かったものだ。
しかし今日は人波に背を向け、近江長岡の築堤へ向かう(苦笑)。
近江長岡駅のホームは広々としていて、そこに降り立つと近江鉱業の工場だけが視界に入る。
もう薄暗い。日が暮れる前に早く見に行かねば。。。
工場側には出口がないのでいったん集落のある北側へ出て、東海道線のガードをくぐらねばならない。
おや、ここも二重ガードだ。

入口は広いが中に入ると車一台がそろそろと通り抜けられる位の幅になる。中は赤茶けた
石積み。石の色が古さを物語っている。これは後年線路が増設されたからだろう。

ガードを抜けて工場の方へ歩いていると、うわっ、あれは。住宅の間から見えたのは、
あのコンテナ。しかも!暗渠道を通すために築堤にあけられたトンネルは石積みだ。
おおぉ~!近江長岡で下りてよかったぁ。

向こうへ抜けると駅が見えた。築堤はこのトンネルのすぐ脇で崩されていて、本線までの部分は
駐車場になっている。それでもまわりの田んぼよりはいくらか高く、用水路の緩やかなカーブが
今も軌道跡をはっきり示している。


コンテナを頭上に見上げながら、坂道を工場の方へ上っていく。
タンカル、と書いてある。製造しているのは炭酸カルシウムかな。

ははぁ、ここから工場の方へ引き込まれていたんだな。
・・・と、ふと足元を見ると、あっ!レールがあるじゃないか。土の中からレールの天端が
のぞいている。撤去せずにそのまま埋めていたのかぁ。いいねぇ~

コンテナの留置されている場所から道路を挟んで続きの方向に目をやると、工場の扉の奥に
積み込み場がぽっかりと口を開けていた。


工場で石灰石などを積み込まれた貨車は、ディーゼル機関車に引かれてこの道を渡り、
東海道本線へと合流していったのだ。
工場の前で佇み、遮断機もない踏切をゆっくり通り過ぎていく貨物列車の姿を思い描いた。

もうすっかり日が落ちてしまった。あのガードをくぐって駅へ急ごう。
見知らぬ土地で駅の灯りはほっとさせる。

光る箱のような、近江長岡駅舎。

小さな駅の歴史を感じることができ、大変興味深く拝見いたしました。
「びわ湖・近江路観光圏」(http://ohmiji.jp/)の「びわ湖・近江路を訪れた方のブログ」と、
当社運営のブログコミュニティサイトの企画「旅ブログ」(http://dp10063051.lolipop.jp/ko-blog/)では、
滋賀県の湖北・湖東地域のことを書いていただいたブログをサイト上で紹介させていただき、これから来られる方の参考にしていただこうと考えています。
そこで、もしご了解をいただければ、こちらのブログ記事「近江長岡の引込線跡」を紹介させていただきたいと思っております。
勝手なお願いで、コメントを入れさせていただきましたが、当社宛のメール(info@e-ohmi.net)かこのコメントでお返事がいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
また、このブログのおじゃまをしてしまいました場合は、たいへんお手数ですがこのコメントの削除をお願いいたします。
お返事が遅くなりました。
この記事がそちらのサイトの趣旨に沿うものでありましたら、
どうぞ、ご紹介下さって結構ですよ。
この記事を見て近江長岡へ行きたいと思う人が現れることを望んでいます!
さっそく掲載させていただきました。
「びわ湖・近江路観光圏」の「びわ湖・近江路を訪れた方のブログ」(http://ohmiji.jp/)
「コブログ」の「旅ブログ」(http://dp10063051.lolipop.jp/ko-blog/list.php)
お時間のあるときにご確認くださいませ。
近江長岡は蛍で有名で私もその昔に行った事があり、とても懐かしく拝見しました。
ありがとうございました。