まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

年末、京都のタイル歩き その3

2018-03-10 22:55:05 | ディテール
京都の続き。

うぉ~~~~っ!!!ここだ~~~!!
ここが今日の目的地の一つ。情報通のUさんに教えてもらった、超美色タイル物件。
遠目でもこの水色のボーダーが放っているちょっとタダモノでないオーラを感じる。


ふらふらと吸い寄せられていく。。。


この青色!!こんな色のタイル見たことないよ!どうやったらこんなきれいな色を出せるんだろう・・・



壁の腰から上は黄褐色の無釉スクラッチタイル、そして窓や建物のふちどりの赤レンガ色のタイルが絶妙!
モンドリアンパターンのようにくっきりと引き締めている。


しっかりと深い溝が刻まれたスクラッチタイルが広い横目地を取って貼られている。


株式会社浅井商店と書いてある。事務所兼倉庫だろうか。
検索してみたら、水道材料、タイル、配管材料、などを取り扱う会社らしい。しかし美しすぎる事務所じゃないか~~~
うらやましい。






いくら写真を撮っても取り足りず・・・タイルから離れられない(爆)


・・・何とか離れ、歩き出す(苦笑)
魅力的なエントランスの町家。また赤い自転車がいい仕事しているね!


土壁と同じ色の型押しタイルが腰の高さまで貼られている。


元京都市立成徳中学校のRC造三階建ての校舎が高辻通に面して長く伸びる。1931年(昭和6年)に
成徳小学校として建てられ、戦後成徳中学校となった。2007(平成19)年に下京区の5校統合によって
廃校となり、現在は地域のコミュニティ施設的な用途で使われているようだ。

1階はアーチ形の窓が延々反復し、2階、3階は形の違う矩形の窓が並ぶ。

閉ざされたこちら側の入口の鉄扉には、アールデコ全開の格子が。
京都市内では自分たちの子供を通わせる学校の建設に富裕な商家が多額の寄付をし、競って立派な校舎を
建てたという。市立なのにオシャレで凝ったデザインが多いのはそのためだ。


こちらが正門。竜山石だろう、黄色っぽい石造の門柱の上には照明器具が載る。


建物のエントランスのアーチも同じ石に彫刻が施されている。


このアーチの内側に「凝灰岩(大谷石)」という手書きの文字があったが、これはどう見ても大谷石ではないよなぁ。


もう少し続く

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