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路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

阿蘇~内大臣林道キャンプツーリング 1日目 井無田高原キャンプ場まで

2013-05-28 19:03:23 | ツーリングレポート

2013年5月25日土曜日、快晴。
もうじき九州地方全域が梅雨入りする、その前の貴重な週末である。
特に予定はしていなかったのだが、天気予報を見ているうちに気が変った。
来週には梅雨入りしそうである。

「梅雨入り前に、もう一走りするか。」

妻には申し訳なかったが、土曜の店番を押し付けて早朝より国道211号を南下し日田へ出て後、
ファームロード経由で南小国、そして阿蘇へ向かった。

 早朝、と言っても、パッキングを昨夜のうちに済ませられなくて出発が遅れ日田付近で午前8時過ぎであった。
清々しい晴天の下、殆ど貸切状態のファームロードではアクセル開度が大きくなる。
午前9時、道の駅「小国」へ到着。
このまま素直に国道212号を南下し、第一目標地『ラピュタの道』へ向かう。
誰が名づけたのか興味は無いが、いい歳した男がアニメのラピュタを想起したと思われる彼の地へ赴くのも恥知らずというものだろうか。
1
◆ここが人気の通称「ラピュタの道」

赴くと分るが、人気の理由が良く分る。なかなかの景観である。
ゆっくり景観を楽しもうかと思ったが、サイクリストの集団に囲まれてしまった。

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長い上り坂を登って来た達成感からか、皆一様に高揚している。
こういう高揚感というものがバイク乗りにはない気がする。
若い頃、ロードバイクで速さを求めていた時を思い出してもそうだ。
速度が上がれば上がるほど、クールに、意識は研ぎ澄まされて、不思議と落ち着いた。
サイクリングには、人車一体感による快感とはまた違った肉体を酷使することで得られるハイな状態がきっとあるのだろう。

 邪魔にならないように静かにその場を後にし、中腹辺りの路肩の空きスペースに駐車し自宅から持参したハムサンドを食べた。
遅い朝食、早めの昼食である。

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◆ここで一服。ラピュタなだけにハムサンドではなく、
 目玉焼き乗せパンにするべきだったか!と、少し悔やんだ。


 国道212号へ戻り、国道57号沿線で給油してから国道265号を南下。
午前11時30分過ぎ。酷い睡魔に襲われ月廻り公園のベンチにて30分ほど仮眠。
目覚めると、先ほどの眠気が嘘のように晴れた。

 国道265号を更に南下し、県道141号へ右折すると井無田高原キャンプ場へは午後1時頃に到着した。
思った以上に早く着きすぎたのでキャンプ場をスルーし、通潤橋へと向かった。
通潤橋、熊本の観光ガイド本などに欠かさず登場する石積みの水路橋である。

Kle
◆道の駅通潤橋にて。
 県外ナンバーのオートバイが沢山停まっていた。


 観光ガイド本などで紹介される通潤橋のそれは橋の中央付近から勢い良く放水されている。
しかし、いつも放水されているわけではなく、観光用放水は土日祝日の正午に一回無料で行われているそうだ。それも必ずではないらしいから見たければ山都町HPなどで確認した方が良いだろう。
事前予約すれば有料(一万円)で放水も可能のようだが、そういうのはお金持ちに任せよう。
到着したのは午後1時半頃とあって既に放水は終了していた。
農業灌漑用水路なので、そもそも放水の必然性なんて観光以外にない。
つまり放水してこそ、その観光価値があるのだ。
「道の駅通潤橋」の駐車場から歩いて橋上も渡り見学も出来るのだがパス。
明日走る予定にしている内大臣林道入口周辺の下見をしてキャンプ場へ向かうことにした。

 道の駅通潤橋の駐車場を左折して県道180号を南下。
暫くすると少しずつ秘境ムードが漂ってくる。
舗装路であるが、一車線の狭い道がクネクネと続き、深い谷を縫うように走る。
県道153号へ出て、なんとなく左折しそのまま真っ直ぐ走ってしまった。
道を間違えてもUターンはしない主義なのでそのまま突っ走る。
暫くすると深い渓谷を繋ぐ大きな美しい橋が現れる。
鮎の瀬大橋である。

Kle_2
◆鮎の瀬大橋。
 人里離れた渓谷に現れる近代芸術のようなデザイン優先の架橋。
 紅葉の時期はさぞかし美しいだろう。


橋の袂に物産館らしき建物があったが、客は誰一人おらずひっそりしていた。
こういう所のハイシーズンは紅葉の時期だろう。
紅葉が美しいに違いない。

 このまま県道153号を東へ走り午後2時40分「道の駅清和文楽邑」へ到着。
既に館内の食堂はオーダーストップ。物産館を見ても、今夜のおかずになりそうなめぼしい物はなかった。
どうにも夜が早いらしい。
とにかく、周辺にお店は殆どない。
これは早めにテントを設営して落ち着かないとと思い、キャンプ場へ急いだ。

 午後3時半、井無田高原キャンプ場へ到着。
管理棟前の池に面したサイトには先客が1名テントを建てていた。
管理棟に管理人は不在で、不在時は電話してとのことだったので電話すると、
予約時に対応してくれた年配の女性が「どこでも好きなところにどうぞ」との事だった。
このキャンプ場を選んだのはサイト内に車両乗り入れ可能という事だったからだが、サイトは池前の平地と、高台の芝生サイトと二つにエリアに分かれている。
池前の平地は既に先客がいたので芝生サイトに向かった。
良く手入れされた美しく広い芝生サイトだが、斜面になっている所が多くて平地が少なかった。
しかも、車両乗り入れ可能とは言ってもどんな車両でも乗り入れが出来るわけではない。
段差がありスロープ状になっている箇所も狭く、ミニバンなどの普通乗用車だと乗り入れは困難だと思われる。
二輪車であってもオフ系でなければ苦労するだろう。
という事で、誰も利用者がおらず貸切状態である。
管理人さんのお言葉に甘えて好きなところにテントを張った。

Photo
◆広々とした手入れの行き届いた綺麗な芝生サイト。
 ど真ん中に設営させていただいた。


この芝生サイトの下に避難所として利用できるように東屋が建ててあった。
高原であるから、夏や秋口の天気の急変時には助かりそうである。
というか、恐らくそういう事態は結構あるのかもしれない。
こういう高地で、開けた芝生サイトにいて雷ゴロゴロしだしたら生きた心地がしないだろう。
程なく管理人さんが軽トラで現れ利用料800円支払った。
その際、近くにスーパーなどありますか?と尋ねると「道の駅清和文楽邑」から1kmほど先に生協があるという。
キャンプ場から片道約9Km。往復18km。
無駄に走行距離を伸ばすことになるが、仕方がない。
どうしても欲しい品があるから行かない訳には行かなかった。
それはロックアイスである。

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キャンプに似合う酒といえばバーボンだろう。
ジャックダニエルはバーボンじゃなくてテネシーウィスキーだが細かいことはこの際どうでも良い。
今宵は満月である。
満月を肴にジャックダニエルのオン・ザ・ロックを楽しみたい。

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明日は今回の目的の一つである内大臣林道を走ること。
楽しみである。

本日の走行距離 292.5km

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