2014年6月16日月曜日 曇りのち晴れ。
電装系トラブルらしきKLE。新品のレギュレータを交換しての試走をする機会を窺っていたが、その日は直ぐにやってきた。
6月16日月曜日、曇りなれど後晴れる見込み。
午前5時起床、6時出発。ハンドルは南に向けて走った。
心なしか、トルクフルになった気がしないでもないが、気のせいに違いない。
それでも、快調そのもののKLEに心良くした私は、道の駅スタンプラリーの続きをすることにした。
進路は南へ。日田から上津江を抜け大津に向った。
ミルクロードは霧で気温は12℃と寒い。
国道57号に出る前には小雨になり、道の駅「大津」に到着すると10分ほど本降りになった。
国道側の大きな街路樹の下で雨宿りする。
◆しばらく街路樹の下で雨宿り。
◆道の駅「大津」。開店前で閑散としている。
道の駅「大津」に着いたのが午前8時30分過ぎ。出発してから2時間半で到着したことになるが、大山でトイレ休憩しているからちょっとハイペース過ぎるか。9時の開店を待ってスタンプを押印する頃には雨も上がり出発。国道57号を東へ向け走る。目指すは道の駅「阿蘇」。
◆道の駅「阿蘇」到着。
◆熊本はどこに行っても「くまもん」だらけ。
道の駅「阿蘇」は、もう来飽きてウンザリだが、毎度毎度思うことがある。ここは他の道の駅に比べ張り紙や看板による利用者への要求が多いのだ。阿蘇観光の中心地であるが故のトラブル対策や、良かれと思っての旅行者へ対する案内なのか。私のような皮肉れ者は、こういうの苦手なんです。長居は無用、再び東へ向け走る。空模様も少しずつ好転し始め、気温も上昇し始めた。道の駅「波野」に着く頃には天気はすっかり回復した。
◆道の駅「波野」。
中九州~大分県南・宮崎県北の山間部では、土地柄もあってか神楽という文字をよく目にする。この波野も例外でないが、付帯施設は例外的なものである。
◆広大で素晴らしいウッドデッキと舞台一式、神楽資料が展示されている神楽苑などがある。
◆人気のない綺麗な芝の広場があり、いざという時には、と思わせる。
国道57号線を更に東へ進むと左手に道の駅「すごう」に到着。気付けば熊本県から大分県に入っていた。
◆道の駅「すごう」にて。
この日は平日ということもあり、お仕事されている車両の方が多く、どこの道の駅も空いていた。九州のツーリングのメッカである阿蘇絡みの主要幹線道を走っていても今日はあまりオートバイを見かけなかった。ネズミ捕りは一箇所見かけて無事にやり過ごせたが。安全運転のおかげである、ペロ。さて、更に東へ進むと道の駅「原尻の滝」へ。
◆道の駅「原尻の滝」にて。水車とKLE、和の風景がよく似合う。
ここへは10年前に試みた道の駅スタンプラリーの際にも訪れた事があるが、何となく印象が違う。今回のように写真も撮らず、ブログなんかやってなかったものだから記録はスタンプ以外ないが新しく大きな施設に移っているような気がする。登録ナンバリングの若い道の駅、即ち古い道の駅は、小規模施設が多い。小さな売店にトイレと駐車場を整備しただけの休憩所然とした形態が主で、ここもそのような所だったような気がする。最近は、巨大な施設で単なる休憩所ではなく観光スポットの一つとして道の駅が建設され、付加価値の高い付帯施設や充実した直販所の整備などで多くの成功例も見られる。トイレ休憩のために立ち寄るだけの場所じゃなく、道の駅に遊びに行く、買い物行く、憩いに行く、食事に行くとなっている。まぁ、私はスタンプを押しに行くのだけど。国土交通省の資料によると、ここ道の駅「原尻の滝」は登録回第6回、登録年月平成6年8月であり大分県の道の駅では最古になる。因みに、九州最古の道の駅は登録回第1回、登録年月平成5年4月の長崎県「生月大橋」、熊本県「小国」「波野」「旭志」、宮崎県「高岡」の5駅である。無駄な知識が増えてしまった。さて、先を急ぐ。
◆道の駅「きよかわ」。
道の駅「きよかわ」まで辿り着くと、レギュレータ交換直後の試運転のつもりで出発したのに本気走りになって、好調なKLEの赴くままに走り倒すことに決めた。というか、もうここまでで片道200km近くは走っている。ここで帰っても400km近い走行距離になるだろう。もういいやと今度は国道326号を南へ向け走ると道の駅「宇目」へ到着。
◆道の駅「宇目」。後ろに見える橋が目印。
「唄げんか」というのが宇目という地名と共に謳われて使われており、その石造がある。
◆「唄げんか」をする少女達の石造。
立て看板をさっと読んでみる。要約すると、子守をする村娘達のガールズプライドを掛けた壮絶な歌合戦のようである。また、この宇目にはキャンプ場も併設されているのでちょっと覗いてみた。
◆オート区画サイト。
写真のようなオート区画があり、ケビンが何棟もあってドックランがあるキャンプ場である。ファミリーやグループなどのオートキャンプ、ケビン宿泊がメインで要予約、キャンセル料も予約日前の日数によりそれぞれ設定されたパーセントで発生するようなので無計画で、バイクのソロキャンパー等にはまったく向かないキャンプ場。そもそも犬が苦手な私には絶対無理。
ここまで来たらもう少し南へ足を伸ばし、宮崎県の道の駅「北川はゆま」へ。
◆道の駅「北川はゆま」。
宮崎県延岡といえばチキン南蛮が有名だが、どうも鶏らしいゆるキャラがお出迎え。
◆「チキなん番長」という名らしい。
◆ナンバーが付いているので牽引して使われる屋台か何かなんだろう。
ここへも昔訪れたことがあるはずだがまったく記憶がない。北川ICが直ぐ目の前にあり以前の姿とは違うようである。午後1時前で、折り返すにはここら辺がタイムリミットである。午前6時出発しており、走って来た時間帰路も掛かる訳だ。ざっくり7時間走って来たので、帰りも7時間は掛かり、これから折り返しても帰宅予想時間は午後8時。時間的に海岸線沿いの道の駅「北浦」「かまえ」を廻ることを諦め、国道10号を北上し道の駅「やよい」を目指した。途中、九州でも屈指の清流として知られる番匠川河川敷にてラーツータイムである。
◆カップヌードルに唐揚げをトッピング!
◆美しい風景を鑑賞しつつのラーメンタイム。これぞラーツーの醍醐味。
持参した昨夜のおかずの残り物である唐揚げ三つ、カップヌードルにトッピング。激ウマである。因みに、野外では風でゴミが飛散しないよう注意が必要で、かやく、スープ別袋モノはその分リスクが高く、蓋も完全に取り除くのは同じ理由でNGであり、スープも含め完食するのが私のルール。この点で総合的考えると、カップヌードルが最適であるのだ。「リフィルの方がエコだろう」という意見もあるかもしれないが、リフィルは入手の容易性で劣り、またカップレスであるが故、当然そのカップをも含めた『味』が無いのだ。日帰りラーツー程度で出るゴミを持ち帰るのは邪魔にはならないので問題ない。一休みして道の駅「やよい」へ。
◆道の駅「やよい」に到着。
◆温泉もある。
これより暫く北へ走ってから国道326号線沿いの道の駅「みえ」へ向う。
◆道の駅「みえ」。
平仮名で大きく赤い文字で「みえ」と入り口にあるので通り過ぎる事はない。見晴らしが良いデッキがあり田園風景が見渡せる。これより国道57号線へ出て左折し道の駅「おおの」へ。
◆道の駅「おおの」。
A・COOPの方が目立って存在感薄く見落としそうになる。時間帯のせいか、客より店員さんの方が多くゆっくりされている感じ。こういう場所に来ると少し申し訳なく思いながらスタンプを押印させていただく。邪魔してすみません。時刻は午後3時40分頃。疲れてきたが走らなくては家に帰り着かない。この辺りで「おれは一体何をしているんだ」と自答自問タイムが訪れるが先へ進むことにする。今度は道の駅「あさじ」へ到着。
◆道の駅「あさじ」。
◆裏のテラスから川がある公園の方へ抜けると、この可愛らしい河童が居た。名は朝太郎と言うらしい。
河童の朝太郎を一枚パチリとやって少し休憩。持参してきた栄養ドリンクを1本飲み終える。そして、こう思った。「おれは一体何をやっているのか?」。まだだ、まだ終わらんよ。国道442号線へ出て道の駅「竹田」へ。
◆道の駅「竹田」。
◆なんだか良く分らないモニュメント。お米?たまご?
竹田市の竹田の名を拝する道の駅にしてはこじんまりとして閑散としている。これが、上記で記している通りちょっと古い道の駅の特徴である。まぁ、竹田市には「ながゆ温泉」「すごう」と合計3駅も道の駅があるでこの位で良いのかも知れない。美味しそうなお弁当が夕方とあってオール半額になっていた。持ち帰る手段があったら買いたい位だが残念である。しかし、ここのスタンプはかなり痛んでいていただけない。スタンプコーナーを綺麗に設置している道の駅とそうでないところとあるが、スタンプ自体がここまで劣化しているのをそのままにしている道の駅もそうはない。スタンプコーナーのクリンリネス、スタンプの状態でその道の駅の実力も知れるというものだ。などとちょっとキレてみたり。疲れているんです、すみません。これより北上し、県道30号を東へ。午後5時10分過ぎ、道の駅「ながゆ温泉」へ到着。
◆道の駅「ながゆ温泉」。写真は観光案内所。
ここはどこが道の駅?と通常の道の駅施設をイメージして行くとアレ?と思う。それぞれ独立して離れた観光案内所とその駐車場・トイレ、温泉施設の御前湯、おんせん市場からなっている。県道から道路標識通り下りると観光案内所の駐車場へ導かれる。ここは午後5時30分までとあり、なんとか間に合ったようである。そして、本日の道の駅スタンプラリーはタイムアップとなった。向かいの食堂の看板に「みやげもの ドイツ製品」とある。
◆みやげもの ドイツ製品・・・
温泉地にある秘宝館の秘宝の類と一緒で、気になったら負け。確認する気力も湧かず、スルーするが吉とみた。この近所のエネオスでリッター172円のレギュラーガソリンを満タンにして一気に帰路へ。三愛の前を抜け黒川温泉、小国、杖立、日田と経由して帰りついたのは午後7時20分である。最後にバッテリーのチェックをすると13.2Vのランプが点灯しており、KLEの状態が良くなったことが確認できた。レギュレータ交換で直ったとみてOKだろう。まずは一安心である。しかし、久し振りに疲れたツーリングであった。ここま読んでくれる読者なんかそうはいないでしょうが、もしおられましたらつまらない長文にお付き合いいただきありがとうございましす、お疲れ様でした。
・本日巡った道の駅数14駅 九州マスターまで残り55駅(平成26年度九州道の駅賞対象駅数113駅中58駅制覇)
・本日の走行距離 550.5km
・本日の旅費 4,000円