湾岸道路より
お台場より
東京ゲートブリッジ
東京都江東区若洲 - 中央防波堤外側埋立地 間
東京湾
北緯35度36分41秒 東経139度49分38秒 / 北緯35.61139度 東経139.82722度 / 35.61139; 139.82722
長さ 2933m
最大支間長 440m
幅 49m
高さ 橋梁最上部 87.8m
形式 トラス橋
建設 2009年 -
東京ゲートブリッジ(Tokyo Gate Bridge)は東京港第三航路を跨ぎ中央防波堤外側埋立地その2と若洲を結ぶ現在建設中の橋である。橋上を東京港臨海道路が通る予定である。2009年2 月22日より、架橋工事が始まっている。
・・東京ゲートブリッジは、国土交通省関東地方整備局が江東区若洲と大田区城南島との間(約8km)に整備している東京港臨海道路の一部で、全長2933m(陸上部を含む)高さ87.8mのトラス橋である。水面から橋梁最上部の高さが87.8m、海上を跨ぐ区間の長さが約1618m(レインボーブリッジの約2倍)で、RC橋脚の上部に鋼3径間連続・トラスボックス複合構造の4車線道路を通す予定。計画地が羽田空港に近く航空機の運航ルート上にあるため橋の高さに制限(98.1m以下)が課されている一方、大型船舶の運航も見据え桁下の高さを確保すべく、吊り橋や斜張橋ではなく、三角形に繋いだ鋼材を組み合わせ橋桁の荷重を分散するトラス構造が採用された。これにより桁下56.4mを確保し、大型船舶の往来も可能とした。支間長は440mで、日本国内で現存するトラス橋としては生月大橋(同400m)を上回る。
この橋のコンセプトは耐用年数100年を目指す橋梁となっており、様々な最新技術が導入されている。すべり型免震支承は、鉛直力・水平力をそれぞれ負担する支承から構成され、橋梁中央部の2つの主橋脚部に2基ずつ並べて設置している。大地震等の際、既存の免震支承で支えられる水平力の3倍に達する7000tのトラス重量を、荷重支持板・バッファといった機能の異なる2つの支承を組み合わせる事で解決した。また、橋脚の基礎に高強度モルタルを内部に充填した鋼管矢板井筒継ぎ手を採用し継ぎ手強度を高める事で、杭本数を 16%削減した。上部工には強度・溶接施工性に優れたBHS鋼材を取り入れており、通常のものと比べ重量を3%、材料制作費にして12%の縮減を実現した。
2009 年9月には、有明地区で建設された大規模トラスが、3隻のクレーン船(4000t吊り級)を用いて架設された。高さ40mのトラスを橋中央部の主橋脚に架設したもので、3 隻のクレーン船を用いての架設は東日本では初めてであった・・
東京ゲートブリッジ - Wikipedia