防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

ショッピングセンターで不審者発見!?・・・・

2006年07月04日 | 子供の防犯


先日、家族で久しぶりに買い物に行きました。
隣の市にある某大手ショッピングセンターです。

最近は本当に家族揃って買い物に行く機会がなかったので、
子供に何か買ってあげようという事になりました。

家族揃っての買い物の時には私が子供の安全担当者です。
(親だから当然ですが・・・)
不審な人がいた場合に距離があるうちに移動ルートを変更
して距離を取ったり、色々な事故(転倒、挟まれ等)の未然
防止を目的にしています。
こんな時は家族で家を出る瞬間から私のセキュリティーセンサー
は始動開始です。

車で20分ほどのショッピングセンターに着くと、出来るだけ
出入り口に近く、見通しの良いスペースを探して駐車しました。

最初に2階の玩具売り場に行き、低価な小さいお人形さんのセット
(○バニアファミリー)を買いました。子供は大喜びでした。

その後、子供服売り場と書店などを回って1階のフロアに下りました。
これまでの区間では不審に思える人は1人もいませんでした。

しばらく家族で移動していると1人の女性が眼に止まりました。
年齢は50才台位で眼鏡をかけ、髪型はパーマ、ショルダーバッグを
たすきがけにしていました。見た目は特に何処にでもいそうな感じの
女性でした。

ところが行動が不審でした。買い物客のはずなのに商品を見ているようで
見ていないのです。私から見ると一見自然に見える動作で他の買い物客を
チェックしているように見えました。

私はすぐに「保安員(万引きGメン)だ」と直感しました。

私も同業者(警備員)ですので、心の中で「頑張って下さい」と応援
メッセージを投げかけました。

保安員が通り過ぎてから、私はすぐに妻に声を掛けました。

 私「あの女性は保安員?」
 妻「そうよ、何かおかしかった?」
 私「うん・・実は・・・・(細かな状況説明)」

実は妻は以前、そのショッピングセンターで盗難騒動があった際に
被害者周辺に集まっていた全員の保安員の顔を覚えていたのです。
妻の記憶能力には私も脱帽です・・・。

妻には結婚当初から色々な事を教えています。当然、防犯や警備
に関する事などもです。最初から記憶力はすごかったですが、
現在では不審者を発見する能力などもかなりのものだと思います。
妻もよく保安員や不審者などを見つけます。2週間ほど前も妻と
子供たちだけで買い物に行った際に、新人の保安員のおじさんが
バタバタと走ってついて来てすごくうるさかったと言っていまし
た。

新人の保安員は自分のやるべきことだけで手一杯です。
それらに集中するあまりバタバタと走ってしまい、自然な風景
から浮いてしまいます。だから真っ先に発見されます。

プロの保安員は自然な動作の中でやるべき事を実行しています。
だから目立ちにくいのです。

実際の不審者を発見する場合も「保安員」を見つけるのと大差は
ありません。同じような方法で路肩のスピード違反取締の私服警官
や雑踏に紛れた有名人なども発見可能です。警察24時などの特番
をご覧頂ければ「夏の浜辺の盗撮魔」の姿なんか見た瞬間に
「お前が盗撮魔だ」と分かります。思わず笑っちゃうほどです。

皆様も是非一度お試し下さいませ。


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