防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

性被害の子どもに専門面接士 神奈川中央児童相談所

2006年06月19日 | 子供の防犯


性被害の子どもに専門面接士 ~神奈川中央児童相談所~


 性的被害を受けた子どもに、米国で面接技術を習得した専門家が事情の
聞き取りに当たる全国初の試みを、神奈川県中央児童相談所が始めた。
被害の具体的中身を子どもから聞き取るのは難しく、面談が度重なると証
言が揺らぎ、トラウマも深くなることなどが指摘されている。そのため、
米国の制度を参考に、原則1回(1~1時間半)の面接で事実を解明し、
子どもの支援につなげたいとしている。

 面接士になったのは、昨秋、米国で専門研修(40時間)を修了した菱
川愛・東海大講師(精神保健福祉士)。既に3件の面接を終えた。

 被害を受けた日時や場所、体の位置関係などを子どもから話させるよう
に聞き、年齢によっては人形や絵を使う。面接の様子は、了解を取った上
でビデオ撮影をする。同相談所虐待防止対策班は「子どもが時系列に話し、
より真実性の高い調査が期待できるようになった」という。今後、横浜市
を除く同県内で発覚する性虐待(年間25件程度)のうち、少なくとも3
分の1程度には、この面接を取り入れたいとしている。

 この面接方法は米国で確立された。背景には、聞き取りのまずさなどか
ら、法廷で子どもの証言の信用性が疑われ、加害者が無罪となるケースが
多発した歴史がある。現在、専門の面接士が原則1回限りで聞き取った証
言は、裁判の証拠としても採用されている。

 神奈川県の試みは、刑事事件に発展した場合に証拠採用されるかどうか
は不透明だが、同相談所は「児相としても、より良い支援を展開するのに
役立つ」と強調する。

 子どもの虐待に取り組む岩城正光弁護士は「子どもから性虐待などの事
実を聞く技術は、普通の尋問とは全く異なる。この技術が日本に根付けば、
もっと多くの子どもが救われるだろう」と話す。

gooニュース

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今回のニュースは国内発の取組みですが、本当に良い制度だと思います。
特に児童を対象にした性被害の場合、加害者が他人の場合よりも、親や
親族・身内や近所の顔見知りの場合が少なくないのが実情です。そうな
ると、更に被害児童の心の傷もより深刻で根深くなってしまいます。
このような児童の性被害のインタビューにはやはり専門的な訓練を受けた
専門家が当たるという形が理想的だと思います。

私も以前、幼い頃、知人による性被害に遭いそうになった方と直接お話し
た事がありますが、どうしても加害者に対する憎しみばかりが増幅してし
まい、「自分は絶対に心理カウンセラーにはなれない」と実感させられま
した。

今迄は被害児童が「黙殺」されるような状態が続いてきただけに、私個人
もこのニュースには大きな関心を抱いております。1日も早く各都道府県
の児童相談所にも専門面接士が配置される事を期待しております。



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