防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

ある銀行にて・・・

2006年08月01日 | 子供の防犯


昨日の出来事です。
私の妻と子供たちが某地方銀行に用事があって出かけました。

妻が銀行のATMコーナーに入る時は、大抵、下の子供たちも
一緒なので一番上の子が車をロックして車内で留守番です。
これもいつもの事です。当然、出入り口から出来るだけ近くで
車が店内からでも確認可能な駐車枠を利用します。

銀行の駐車場に入ると、斜め前の黒色の軽自動車の男性がずっと
こちらを見ていたそうです。20歳か30歳代くらいの男性で黒色
のタンクトップを着ていました。妻が車を駐車枠に止めても、まだ
こちらを見ています。妻は不審に思いました。

いつものように妻が車を降りても、その男性はずっと私の子供た
ちの乗った車の方を見ていたそうです。特に人を待つ様子でもなく、
車を動かすでもなく、ただシートに座った状態で子供たちを見続けて
います。

妻は思いました「この人は一体銀行に何をしに来ているのだろう?」

妻はそのまま、男性の様子を見ながら銀行の入口まで歩いて移動しま
した(時間にして5秒程度)。まだ男性は子供たちの乗った車の方を見続
けています。
妻は「これは本当におかしい」と思い、忘れ物をした素振りで一度、
車に戻りました。

車に戻って鍵を開けると、一番上の子供が「あそこの車の男の人が
ずっとこっちを見ているよ。怖い・・」と妻に訴えかけました。

妻は運転席に乗り込むと、車をその男性の車から一番遠い位置に移動
させました。この行動で相手の反応を見ようとしたようです。

しかし、・・・・・場所を移動せても男性はまだこちらの方を見続け
ていました。

「この後、一体どう行動すれば良いのか?」・・・・妻が状況判断を
する必要性が出てきました。

結果は・・・・妻はそのまま車で同じ銀行の別の支店に向かいました。
危険の予想されるお店を避けて、別の支店で用事を済ませようと判断
したようです。

本当にこの男性が犯罪者なのかどうかはその時点では分かりません。ただ
間違いなく「不審」です。「不審な段階」で未然防止の行動を取る人は
そんなに多くはいないかもしれませんが、相手が行動を開始する前の段階
で回避行動(避難)を実行した方が妻にも子供たちにも一番安全です。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さすが! (A子)
2006-08-01 21:35:21
さすがに、kenさんの奥さんだけありますね。

家族全員の危機意識が高いおウチなんてそうはないと思います。少しの手間で危険回避できるなら、どうってことないですよね。安全が一番ですね。
返信する
誰でもできること・・・ (Ken)
2006-08-02 11:04:58
A子さん、いつもコメントありがとうござい

ます。ブログいつも拝見しています。暑い日

が続いていますが、お元気そうで何よりで

す。



いや~危機意識に関しては、私はA子さんの

方がすごいと思いますよ。90%以上の犯罪

には予兆があります。それらの予兆を察知し

て事前に回避する方が何より安全だし、確実

です。危険が差し迫ってからの対応では何事も「手遅れ」です。



先の女児のプール死亡事件でも、「事故が起こってからどうする」ではなくて「事故が起

こらない」ような対応が不可欠です。流水プ

ールの吸水口は流水プールでは代表的な危険

箇所の1つです。毎朝、安全柵の固定ネジの

緩みがないかどうか確認する点検確認は絶対

に必要です。それらを針金で固定などはもっ

てのほかです。



今後は防犯にしても事故防止にしても吸水

口の安全柵が外れたらどうしようというよ

うな「事後対策」から、吸水口の安全柵を

外さないための対策、「未然防止策」に重点

を置いた対策に移行しなければ事件事故は防

ぐことはできないと思います。
返信する

コメントを投稿