防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

小6女児切りつけられる 1人で登校中、男に刃物で--高岡 /富山

2006年03月09日 | 子供の防犯



器物損壊:小6女児切りつけられる 1人で登校中、男に刃物で--高岡 /富山


 ◇全校集会や保護者会で注意呼びかけ
 8日午前7時40分ごろ、富山県高岡市伏木矢田上町の市道で、
登校途中の同市立古府小6年の女児(12)が、背後から男にナイ
フのような刃物で、ランドセルや服のフードを切りつけられた。女
児にけがはなく、男はそのまま走って逃げた。

 県警高岡署は器物損壊容疑で捜査。調べでは、男は40歳ぐらい
で、身長約170センチ、やせ形でスポーツ刈り。白色のマスクを
着け、紺色のジャンパーを着ていたという。現場は自宅から約30
メートル、同校から約200メートルの住宅地だが、人通りは少な
い。当時、女児は1人で登校中で、切りつけられた後、同校に逃げ
込み、同校が警察に通報した。今のところ、目撃者は見つかってい
ない。
 同校では、児童全員に防犯ブザーと笛を配布していたが、集団登
校はしていなかった。事件を受けて同校は同日、緊急全校集会を開
き、児童らに注意を呼びかけた。この日の下校時は、保護者に学校
に迎えに来てもらい児童を帰宅させた。夜には、緊急保護者会を開
き今後の対応を協議した。

 また、同市教委は同日、市内の小中学校に対して、▽同日の校舎
外での授業などの自粛▽児童らの出欠確認の徹底▽登下校時の学
校安全パトロール隊や保護者らによる警戒強化▽小学校での集団登
下校の徹底▽中学校での同日の部活動の自粛――などを呼びかけ
た。

3月9日朝刊
(毎日新聞)
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近年、子供を狙った犯罪が連続して発生しています。
声掛け事案、わいせつ行為などに留まらず、いきなり刃物で襲い掛かる
といった犯行も増加しています。
今回の事件でも背後から切りつけるというパターンだったようです。
恐らく犯人は路地や電柱や塀や樹木の陰などの住宅地の死角になるよう
な場所に身を潜めてターゲットを物色し、女児が通過するのを待ち、無防
備な背後から狙ったものと思われます。

我々の子供を対象とした防犯教室の中でも「不審者対応編」の中で刃物の
攻撃に対する護身術なども指導させて頂いておりますが、これらも以前で
あれば全く考えられなかった事です。以前は主催者側から「刃物に対する
護身術のプログラムは結構です。省いて下さい」との依頼が多かったです
が、最近ではそのようなご意見を聞く事は少なくなりました。
この傾向が決して良い事だとは思いません。それだけ子供を取り巻く環境
に「不安感」が増大しているという事ですし、子供たち自身にしても心休
まらない危険な状況だという事です。

これから事件が起こった富山県の地区でも警察、学校、地域が様々な防犯
対策を実施してゆくようですが、それでも周囲の目が届かない死角の場所、
死角のタイミングでは子供たち自身が自分の身を守る必要性が出てくると
思います。我々の活動が子供たちの危険を未然に回避し、緊急時の策を増
やす、お手伝いになればと思います。

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