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長崎市内で2003年に発生した男児誘拐殺人事件から、
7/1でちょうど3年になります。今朝の朝刊に被害男児
の通っていた幼稚園の園長先生のインタビュー記事が掲
載されていました。
長崎新聞(当時の記事)
事件当時の記事から一部抜粋してみました。
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駿ちゃん「ゲームコーナー行く」 込み合う店内 目撃なく
駿ちゃんは一日午後七時二十分ごろ、両親、妹の家族四人
で長崎市三芳町の家電量販店に買い物に訪れ、「(店内の)
ゲームコーナーに行く」と言い、家族が目を離したすきに姿
が見えなくなった。その後、遺体発見までの駿ちゃんの足取
りはぱったりと途絶える。
店側は、十数人の従業員らが店内放送などで駿ちゃんの行
方を捜したが発見できず、午後八時すぎ、両親は一一〇番通
報。「店内はレジ周辺を中心に込み合っていた」(同店)が、
何者かが無理矢理駿ちゃんを連れ去ったとの目撃情報は今の
ところない。
遺体発見後の二日正午前、捜査員と警察犬がゲームコーナ
ーなどを中心に捜索。同店は「話すことはない。警察に聞い
てほしい」と取材に訪れたマスコミをシャットアウト。ピリ
ピリした雰囲気を漂わせていた。
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現在だから言えますが、事件発生当初、私の家族の中ではある
疑問が話題になっていました。
「駿君のご両親は、なぜ俊君を1人にしたのか?」です。
当然、加害児童が一番悪いという事は理解した上での事ですし、
駿君のご両親を責める気持ちも全くございません。
これには理由があります。うちの子供は俊君と同じ年でしたが、
我が家では「外出時に絶対に子供を1人にしない」というルール
があり、それを以前から厳守するようにしていたからです。
これは現在も同じです。子供がデパートなどのトイレに入る時も、
一度、私がトイレ個室内を確認した上で何も異常がないと判断して
から、子供に利用させるようにしています。また子供がトイレを利
用している間は私が外からトイレの見える位置で周囲の安全を確認
するようにしています。
誘拐の現場となったゲームコーナーのような場所は陳列棚が平行に
配置してある事が多く、幼い子供には死角になりやすいという物理
的な死角と、ゲームコーナーにいる人たちは基本的にゲームに関心
があり、ゲームを見ているので周囲の状況に関心が薄いという心理
的な死角の2つの要因があります。このような環境の中でゲーム以
外に関心を持っていたのは、「幼い児童」をターゲットにした加害
少年と万引き防止に眼を光らせる店員(保安員)くらいだったでし
ょう。しかし、万引き防止に眼を光らせる店員も当然「誘拐」には
注意を払う事はなかったと思われます。
私たち家族もこの事件をきっかけに「犯罪はいつどこででも起こりうる」
事を再認識致しました。しかし、現在でも周囲の死角になるような
場所に1人でいる子どもたちを数多く見かけます。
私の目の届く範囲ならば良いのですが、いつもそうとは限りません。
子供たちのご家族の方々にお願いです。親子でいらっしゃる時には
子供たちと一緒にいてあげるか、視界から外さないようにお願い致
します。これだけでもかなりの危険を回避できます。
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