防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

危険の足音聞こえない? イヤホン利用者8%ヒヤリ 都「適切な音量を」

2008年06月03日 | 子供の防犯


危険の足音聞こえない? イヤホン利用者8%ヒヤリ 都「適切な音量を」
 

 屋外でイヤホンを使って音楽などを聴いている人のうち、約8%が
「自動車とぶつかった」など危険な目に遭った経験があることが22日、
東京都の調査で分かった。昨年末には駅のホームで、イヤホンでラジオを
聞いていた男性が電車に気付かずに接触、死亡する事故も発生。携帯型デ
ジタル音楽プレーヤーが普及するなか、都はイヤホンによる事故を防ごう
と注意を呼びかけている。

 都はこのほど、都内在住の16歳から39歳までの男女計1145人
に対し、インターネットによるアンケートを実施。約60%の662人が
屋外でイヤホンを使って音楽やラジオなどを聞いていることが判明した。

 イヤホン使用者のうち、約8%に当たる53人が、屋外でイヤホンを
使って音楽やラジオを聞いていた際に危険な状況に遭遇。うち49人が
「自転車や自動車に接触しそうになった」などと回答し、残りの4人は
実際に自転車や自動車にぶつかっていた。

 自動車や自転車の運転者は、たいていぶつかる直前にクラクションや
ベルを鳴らして危険を知らせているが、イヤホン使用者が気付かなかっ
たケースが多い。

 このため、都はどのくらいの音量で聞いた場合、周囲の音が聞こえな
くなるのか探ろうと、アンケートとは別に聴覚実験を実施した。

 その結果、イヤホンを使って70デシベル(渋谷のハチ公前交差点の
騒音程度)程度の音量で音楽を聴くと携帯電話の着信音がほとんど聞こ
えないことが判明。80デシベル(地下鉄の車内の騒音程度)を超える
音量で音楽を聴き、音楽に注意が向けられている場合は、乗用車のクラ
クションさえ聞こえないケースがあることが分かった。

 都では「屋外では注意を払う必要に迫られることが多い。自分の身を
危険にさらさないためにも、適切な音量を見定めて音楽を聴いてほしい」
と注意する。

 イヤホンをめぐっては、昨年12月5日午後6時20分ごろ、東京都
中野区のJR東中野駅で、近くに住む大学院生の男性=当時(25)=
が、ラジオを聴きながらホームの端を歩いていたところ、後ろから来た
普通電車と接触し、死亡する事故が発生している。男性は首にイヤホン
をかけており、警視庁では男性が電車に気が付かなかったことが事故の
原因とみている。
                  ◇

 東京工業大大学院の藤井聡教授(交通社会心理学)の話「公の場で人
は視覚的に認識できないことを、音声情報によるコミュニケーションで
補っている。しかし、ヘッドホンで音楽を聴いている人は、自分に心地
いい世界を作るために、音声情報によるコミュニケーションを一切遮断
してしまっている。結果として、音声情報によるコミュニケーションを行おう
としている人への配慮を欠いた行動を招き、自身を危険な場面に遭遇さ
せてしまう要因になっているのだろう」

ヤフーニュース

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本日の記事は1ヵ月以上前の記事です。最新の情報ではありませんが、
御了承下さい。

歩行中や自転車に乗りながらのイヤホンの使用は本当に危険です。
私も以前から各地の防犯セミナーなどで移動中のイヤホンの禁止を
呼びかけて参りました。これは当然、交通事故などの危険性が高い
事もさることながら、防犯上も非常に危険な事です。

少し前にも犯罪者がイヤホン使用の女性の後を尾行し女性が自宅のドアを
開けた瞬間に襲い掛かり、室内で暴行するという事件も発生しています。

子どもたちの場合でも同様です。さすがにイヤホン使用の子どもさんは
見かけませんが、例えば、携帯を見ながらや漫画などを読みながら、
ゲームをしながら歩行しているといったお子さんは時々見かけます。

当然、お子さんの意識は「ゲームや漫画、携帯など」に集中しています
ので自分を取り巻く周囲の環境の変化に気付きにくくなりますし、音など
も聞こえづらくなります。

例えば、ご自宅などでお子さんがテレビゲームやアニメなどに集中している時
にお子さんの名前を呼んでも、お子さんが全く気付かないといった経験をされた
親御さんも多いかと思います。子ども自身が何かに集中するあまりそれ以外の情
報をシャットダウンしてしまうのです。同様の事が登下校中のお子さんに起こっ
たら非常に危険です。特にお子さんが外を歩く場合は「よく自分の周囲を見て
歩くこと」に注意を払って頂きたいと思います。また、出きるだけ1人にならな
い、最低2人以上で外出するという「バディ・システム」も効果的です。

 常に前を見て歩きながら時々背後の確認をする方が良いでしょう。また、背後
から人の足音や自転車のチェーンの回る音やタイヤの音、自動車のエンジン音や
タイヤが路面に当たる音などが聞こえたら、後ろを振り返って確実に安全確認を
する。これだけでもかなり交通事故や防犯に有効です。

常に自分の周囲の様々な情報を収集できる状態になればいけません。それを自ら
シャットダウンするようなイヤホン等の使用は犯罪者側から見ると格好のターゲ
ットに見られてしまいます。そのような事にならないように皆様も御注意下さい。



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