◇ ダブル・パンチを食らった株式市場 = FRBは先週31日、政策金利を0.25%引き下げて2.25%にすると発表した。この決定は予想通りだったが、パウエル議長が記者会見で「長期的な引き下げ局面の始まりではない」と述べたことに、市場は大きなショックを受けた。次の利下げが期待できなくなったからである。あくる1日、こんどはトランプ大統領が「中国製品3000億ドル分に9月1日から10%の関税をかける」と声明。市場はまた大きくぐらついた。ダウ平均は先週707ドルの値下がり。終り値は2万6500ドルを割り込んでいる。
このダブル・パンチは、東京市場にも影響した。ただパウエル議長の発言では、円の対ドル相場が予想に反して下落。トランプ声明では、大きく上昇した。このため1日の日経平均は小幅に上昇したが、2日は大きく下げている。週間では571円の値下がり。週末の円相場は106円台半ばに。約7か月ぶりの高値となっている。
今週の株価は、下げ過ぎの訂正に動くのか。それとも、下げ止まらないのか。その力関係は微妙だが、そんなときの援軍になるのはやはり企業の業績だろう。これから6月期の決算発表はピークを迎えるが、アメリカの場合は減益率が予想より縮まりそう。反対に日本の場合は、予想より悪化する気配が感じられる。
今週は6日に、6月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。8日に、6月の国際収支と7月の景気ウオッチャー調査。9日に、4-6月期のGDP速報。アメリカでは5日に、7月のISM非製造業景況指数。9日に、7月の生産者物価。また中国が8日に、7月の貿易統計。9日に、7月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪5日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
このダブル・パンチは、東京市場にも影響した。ただパウエル議長の発言では、円の対ドル相場が予想に反して下落。トランプ声明では、大きく上昇した。このため1日の日経平均は小幅に上昇したが、2日は大きく下げている。週間では571円の値下がり。週末の円相場は106円台半ばに。約7か月ぶりの高値となっている。
今週の株価は、下げ過ぎの訂正に動くのか。それとも、下げ止まらないのか。その力関係は微妙だが、そんなときの援軍になるのはやはり企業の業績だろう。これから6月期の決算発表はピークを迎えるが、アメリカの場合は減益率が予想より縮まりそう。反対に日本の場合は、予想より悪化する気配が感じられる。
今週は6日に、6月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。8日に、6月の国際収支と7月の景気ウオッチャー調査。9日に、4-6月期のGDP速報。アメリカでは5日に、7月のISM非製造業景況指数。9日に、7月の生産者物価。また中国が8日に、7月の貿易統計。9日に、7月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪5日の日経平均は? 予想 = 下げ≫