◇ 利上げでも新高値を更新中 = FRBは先週、大方の予想通り4回目の金利引き上げを決定した。ニューヨーク株式市場は気にしながらも、横目で通り過ぎた感じ。ダウ平均は週間112ドル値上がりして、またまた史上最高値を更新した。IT関連株の急落もあったが、金融株などの上昇で相場は支えられた。この勢いは、どこまで続くのだろうか。
株式市場の反応は薄かったが、債券市場と為替市場はやや異常な反応を示した。政策金利が上昇すれば、ふつうは長期金利が上がる。だが債券市場では、逆に債券が買われて金利は下落。10年もの国債の利回りは、7か月ぶりの低水準に下がっている。金利が低下したため、為替市場ではドルが下落した。
日経平均は先週70円の値下がり。円高の影響も受けたが、どうしても2万円台を回復できない。外国人投資家が加計学園の事件を嫌っているという見方も出ているが、根本的な理由はやはり経済の先行き不透明にあるのではないだろうか。アベノミックスが賞味期限切れになったあと、日本経済は目標を失ったという声も出始めているようだ。
今週は19日に、5月の貿易統計。21日に、4月の全産業活動指数と5月の訪日外国人客数。アメリカでは21日に、5月の中古住宅販売。22日に、4月のFHFA住宅価格と5月のカンファレンス・ボード景気先行指数。23日に、5月の新築住宅販売が発表される。
≪19日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
株式市場の反応は薄かったが、債券市場と為替市場はやや異常な反応を示した。政策金利が上昇すれば、ふつうは長期金利が上がる。だが債券市場では、逆に債券が買われて金利は下落。10年もの国債の利回りは、7か月ぶりの低水準に下がっている。金利が低下したため、為替市場ではドルが下落した。
日経平均は先週70円の値下がり。円高の影響も受けたが、どうしても2万円台を回復できない。外国人投資家が加計学園の事件を嫌っているという見方も出ているが、根本的な理由はやはり経済の先行き不透明にあるのではないだろうか。アベノミックスが賞味期限切れになったあと、日本経済は目標を失ったという声も出始めているようだ。
今週は19日に、5月の貿易統計。21日に、4月の全産業活動指数と5月の訪日外国人客数。アメリカでは21日に、5月の中古住宅販売。22日に、4月のFHFA住宅価格と5月のカンファレンス・ボード景気先行指数。23日に、5月の新築住宅販売が発表される。
≪19日の日経平均は? 予想 = 下げ≫