◇ 21日間の連騰を記録 = 日経平均株価のもたつきを尻目に、ジャスダック市場の株価が急騰している。先週末10日の日経ジャスダック平均株価は3064.23。これで21日間の続伸を記録した。この間の上げ率は6.3%に達している。株価は昨年2月から上げ基調で推移しており、そこからの上げ率は4割に近い。なぜ、この市場に資金が集まっているのだろうか。
ジャスダックというのは、東京証券取引所が運営する株式市場の一つ。もともとは店頭市場から発展したもので、現在の形の市場は10年に発足した。成長企業の上場が多く、現在の上場銘柄は756銘柄となっている。この銘柄数は東証第1部の2009銘柄よりは少ないが、第2部の533よりは多い。
東証第1部の225銘柄で構成される日経平均株価は、このところ円相場の動きに大きく左右されている。輸出に関連する大企業が中核をなしており、円高になると利益が減少しやすい。これに対してジャスダックを構成する銘柄は、内需に関連する中堅・中小企業が多い。このため円相場の影響が、比較的に小さいと考えられる。
外国人投資家の売買は、ほぼ東証第1部に集中している。ジャスダック市場での売買は2割に満たない。つまりジャスダック市場は8割が国内の個人投資家であり、これらの投資家が円相場に左右されにくいこの市場に関心を持った。この結果が、21日間の連騰にもつながったのではないだろうか。したがって円安が進み日経平均が上昇すると、資金はジャスダック市場から第1部市場へと流れ出す可能性は大きい。
≪13日の日経平均 = 上げ +29.14円≫
≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ジャスダックというのは、東京証券取引所が運営する株式市場の一つ。もともとは店頭市場から発展したもので、現在の形の市場は10年に発足した。成長企業の上場が多く、現在の上場銘柄は756銘柄となっている。この銘柄数は東証第1部の2009銘柄よりは少ないが、第2部の533よりは多い。
東証第1部の225銘柄で構成される日経平均株価は、このところ円相場の動きに大きく左右されている。輸出に関連する大企業が中核をなしており、円高になると利益が減少しやすい。これに対してジャスダックを構成する銘柄は、内需に関連する中堅・中小企業が多い。このため円相場の影響が、比較的に小さいと考えられる。
外国人投資家の売買は、ほぼ東証第1部に集中している。ジャスダック市場での売買は2割に満たない。つまりジャスダック市場は8割が国内の個人投資家であり、これらの投資家が円相場に左右されにくいこの市場に関心を持った。この結果が、21日間の連騰にもつながったのではないだろうか。したがって円安が進み日経平均が上昇すると、資金はジャスダック市場から第1部市場へと流れ出す可能性は大きい。
≪13日の日経平均 = 上げ +29.14円≫
≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ≫