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MOUNTAIN PEOPLE ~Life in Sasayama~

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トンガリ山大冒険~cerro catedoral Bariloche~

2019-03-10 00:37:01 | mountain

 鈴鹿の鎌ヶ岳、奥美濃の冠山、北アルプスの槍ヶ岳、鹿島槍、剱岳、そしてフィッツロイ・トレッキング。
昔から好んで登るのは尖った山。尖った山は偉いのだ。
 といわけで、アルゼンチン随一の針峰群、カテドラル山に行って来ました。

登山口はセロ・カテドラルのスキー場。スキー場の脇を通り抜けていき、

フレイ谷を詰めていきます。

カール地形を詰めていくと、出発から4時間。
歩く距離も、雰囲気も、上高地から涸沢という感じで、
フレイ小屋(refugio frey)に到着です。



泊まるのは小屋、ではなくテント泊です。
テントを設営し、夕食作り。

まるたいラーメンのソーセージ、長ネギ入り。
大量のネギが効いてびっくりするほど美味かったです。

9時就寝。真夜中、寒くて起きてしまう。
氷点下対応のシュラフ(モンベル・ダウンハガー#2)なのになあ、と
思いつつ、通気口から外を覗くと、雪が降っていました。
ダウンジャケットを着て外へ出ると、圧倒的な星空。
天の川に、絵にかいたような流れ星がひとつ流れました。
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 翌日、稜線を目指し出発。トンガリ山らしく、稜線直下は
なかなか険し岩場が続きました。

主峰に登るには、技術もギアもないので、稜線上の登れそうなピークに登りました。
バリローチェの360°の眺望を楽しんで、下山しました。



Cerro Lopez treking (1) ~Bariloche. Patagonia~

2019-01-06 02:01:14 | mountain
家族でパタゴニア北部バリローチェに行って来ました。
ロペス山へ年越しトレッキング。
娘たちにとっては初めての山小屋泊。
3時間程度。日本で言うと、千畳敷から木曽駒、室堂から雄山程度の
入門コースながら、4歳の娘は果たして登れるのか?若干不安を感じつつ出発。

登り出しが、早速急登。しかもガレた斜面が続き、1時間後には娘はぐずり気味に。

途中の小屋でお昼ご飯を食べると、元気回復。

少しペースをつかんだのか、順調に登っていきました。



独特の氷食地形を見上げつつ、雨にもめげず、高度を稼ぐと、



着きました!refgio Lopez。今夜の宿、年越しの場所です。

夜は年越しのパーティーが行われました。

Pico Vallecitos (2)

2018-12-30 00:16:25 | mountain

piedora grandeの朝。

vallecitosとrinconの圧倒的な東壁。ここに登ろうとしているのか・・・・

high campに向けて登山開始。

高山植物はなくなっていき、岩と雪と氷の世界へ。
4000mを越えていくと、山の雰囲気は完全に異次元のものになっていく。
4500m付近のハイキャンプ。

この付近で高山病の症状が出てくる。
食べるもの飲むもの、すべて吐いてしまう。
いやあ、しんどかったなあ。
ガイドからその体で山頂へのアタックは無理だと
告げられる。ここからさらに1000mの高度、
しかもここからこそが難所、見上げる岩壁。
無理だと言われなくても、行ける気はしなかった。




翌日。朝日に照らされたvallecitosとrincon。




下山。サンベルナルド小屋に戻ると、うそのように
食欲が戻り、鶏のアサードを山ほど平らげた。







「風邪を引かなければ」とか「高山病対策の薬を飲んでおけば」
と言い訳も浮かぶが、万全の体調であったとしても、
山頂に立てなかったかな。
 見上げる山容は、そのくらい今までの山とは別次元で、
圧倒的で、そして神々しく、美しかった。







Pico Vallecitos (1)

2018-12-29 23:05:07 | mountain

 アンデスの高峰に挑戦し、敗北してきました。
 挑んだのは、Pico Vallecitos(5475m)。
日本ではアコンカグアくらいしか名前が知られてないアンデスですが、
当然のごとく、日本に富士山があれば剱岳があるように、
最高峰ではないが、登山家に愛される名山が無数にあります。
Pico Vallecitosも、そんなアンデスの名峰のひとつです。 

 起点はメンドーサ。ガイドと装備の打ち合わせ、ギアのレンタルを
すませ、ホテルで前泊。
翌日、車で2~3時間で登山口となるサンベルナルド小屋に到着です。

初日は高度順化のために近くの山を登りました。



軽いトレッキング程度で、難なく山頂に。

車を使ったインチキ登山(マウナケア山)を除くと、奥穂高岳を抜き、すでに過去最高峰です。

「正しい山小屋」といった雰囲気のサンベルナルド小屋で宿泊。

前日からの風邪が治らないのを不安に思いつつ就寝。

 翌日、第一キャンプを目指し出発。



穂高の涸沢のようなカールをひたすら詰めていきます。





目指すVallecitosは雲の中。




piedra grande(大きな岩)という場所で、キャンプです。
ガイドのバスコが手際よく夕食を作ってくれました。

バスコはスペインのバスク地方出身。ピレネーやアンデスに数々の初登記録を持つ
正真正銘の登山家でした。