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MOUNTAIN PEOPLE ~Life in Sasayama~

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大峰・山上ヶ岳から稲村ヶ岳へ(1)

2020-12-01 17:42:14 | mountain
11月最終日。冬山になる前に、と思い立ち、大峰へ行きました。
大普賢岳、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳等には登ってきましたが、
今回のメインはずっと取っておいた山上ヶ岳。大峯山寺が立つ大峰修験道の聖域です。

 日曜日の午後、家を出発。
少し寄り道をして彩華ラーメンを食べ、一路、登山口の洞川温泉へ。

映画に出てきそうな雰囲気のあるひなびた温泉街を通り抜け、
登山口の駐車場に到着。
ゴルフの後ろに布団を敷き、今日はここで車中泊。
(165㎝の自分でちょうど足を延ばして横になれる)

ビールを飲んで就寝。いつもの布団で快適な夜でした。

 翌朝。駐車場から山を見上げると、山頂付近は雪が・・・・。

さあ出発。清浄大橋を渡ると、

女人結界の門。

ここから先は、21世紀の今でも女子禁制です。

杉林を1時間ほど登っていくと、一本松茶屋。
山頂までいくつか3つの茶屋があり、
修行のシーズン(?)には営業をしているようです。

きれいな広葉樹が広がり始めると、

ほどなく稜線に。吉野からの奥駈道が合流する所に、
洞辻茶屋が立っています。



稜線は強い風。山上が岳を望む。

稜線を進むと、程なく陀羅尼助茶屋。

茶屋の中は、全国各地からの講(団体お参り修行みたいなもの?)
の手ぬぐいや木札であふれていました。

この辺りから、いよいよ白い世界になってきました。









錦秋の扇ノ山

2020-10-27 21:57:12 | mountain

避難小屋でホットサンドの朝飯を食べ、
扇ノ山へいざ出発!

稜線に広がるブナの原生林は、ちょうど紅葉の見ごろでした。





不思議な巨木





なだらかな稜線を2時間弱で登頂です。

南東に氷ノ山を望みます。

昼食には早かったので、下山。





下山後、昨日登った上山の展望台で昼食。



ススキの原っぱをゆっくり満喫して、帰路に着きました。












比良 中谷アルファルンゼ

2020-10-06 18:12:58 | mountain
関西には数少ない「岩」のバリエーションルート、アルファルンゼに挑みました。

中谷本谷沿いの崩壊した林道を進み、堰堤を越えると、
左手に稜線まで400mの標高差を突き上げるのがアルファルンゼ。
ここが取り付き点。

スタートの2段の滝。水はないですが、前日の小雨で岩の状態はあまりよくありません。
で、最上部で早速てこずる。岩の左手を抜けようとするものの、ホールドがなく、
あきらめ、少しクライムダウンして右手から抜けました。

まだまだ、序の口。



上部のチョクストーンは左手から。

難所。左手のチムニーから這い上がろうとするも断念。
中央のフェイスを登りました。上部には倒木が不気味にぶら下がってます。



ここは右手のクラックから上がります。

V字に鋭く切れ込んだルンゼ上部。

源頭部は右股を詰めます。
風化してザレたスラブ。

ルンゼを抜け切ると、一般登山道のクロトノハゲというポイントに
たどり着きます。

アルファルンゼは思った以上に急峻で長く、スリリングなクライミングを楽しめました。




六百山 ~上高地の番人(もしくは直登地獄)~

2020-09-20 09:20:51 | mountain
奥穂から下山後、岳沢にもう一泊し、翌朝。

暗いうちにテントを撤収し、上高地へ。
今回の山行のもう一つの目的の山へ。

六百山。写真左手の三角錐の山。
上高地という絶好のロケーションにありながら、
河童橋正面の主役の穂高に対して、河童橋裏に存在し地味で、
急峻で、登山道すらない不遇の山です。

早朝の上高地は人も少なく気持ちがいい。



誰も目をやらない「河童橋の裏」が目指す山。

河童橋横の公衆トイレの擁壁を上がった踏み跡から冒険が始まります。

しばらく踏み跡を行くと、中畠沢の急峻なガレ沢の登り。

写真では分かりにくいですが、両手をつきながらでないと登れないくらいの急登。
しかも岩は不安定です。これが1時間半続きます。

踏み跡はやがて右の支稜へ。これまた急登です。
それが終わると、草付きの急登。
取り付きからここまで(この先頂上までも)ひたすら、直線的に
両手両足を使う急登が続く、というのは経験がありません。
恐るべし六百山・・・・。

ルートは岩稜へ。

この岩場が核心でした。

ハイマツの急登をかき分けると、頂上です。

割れたプレートが「らしくて」良いです。
地獄の急登の後には、天国のような絶景が。

南には六百山の兄貴分の霞沢岳。これまた地味な山ですが、
こうして見ると鹿島槍のようでかっこいい。登りたい山が増えました。

頂上でのんびりしてから下山。
見下ろす上高地。

正午ごろ河童橋に無事到着。
奥穂南稜を登った記念にウェストン碑を見て帰りました。








奥穂高岳南稜 (その2)

2020-09-19 22:20:15 | mountain
トリコニー1峰と前穂高岳、明神岳。

1峰からナイフリッジを通り、2峰へ。

1峰を振り返る。

トリコニー2峰。

ここまで来ると、左手にはジャンダルム、コブ尾根の頭が近い。

奥には西穂。

左手は吊尾根が近い。

でも、ここからもまだまだ岩稜は続く。



やせた岩稜を進むと、鋭い岩峰が。
巻くのかな、と思ったらきっちり直登でした。



ここを過ぎると、南稜の頭はもう少し。

南稜の頭に到着。ここで前穂からの一般道に合流。
数分で奥穂に登頂。

雲が湧いてきましたが、素晴らしい眺望。



4度目の奥穂山頂。
1回目は涸沢から。2回目は北穂からの縦走。
3回目は西穂からの縦走。そして今回は南稜から。
思えばきちんとステップアップしてきました。
5回目はどうなるのだろうか?