~横浜から ふわふわと~


les petits bonheurs du quotidien

国立西洋美術館 「コロー 光と追憶の変奏曲」

2008年08月20日 | 観た・聴いた




        


    コローをいいなと思うようになったのは、それほど前のことではありません。 

        逆に若いときは、こういう絵はほとんど目に入らなかったでしょう。


    ところが、何年か前から、
      美術展をみに行くたびに、ほっとする絵が記憶に残るようになって。
      それが、コローだったのです。
 
        (コローの絵ってけっこういろんな絵画展にちょっこっとおいてあります。   
         「バルビゾン派絵画展」 とか 「なんとか風景画展」 とか。)



       今回の上野のコロー展
みごたえがあります。

    
    

                 「モルトフォンテーヌの想い出」 はもちろんのこと、

     描いていたなんて知らなかった人物画。

          「青い服の婦人」  *載せている絵は全部
                                        ちょっとデフォルメ、切り取って
                                        あります。失礼。 


    売らずに手元に置いて、      
    加筆を続けたという 「真珠の女」。



         ~~~~~ 閑話休題 ~~~~~


       絵はすばらしいことに、異論はありません。

           が、静物画とか他の絵ならわかるけれど、
             同じ人物画を傍にずっと置いておくなんてえ。
             いくら理想像でも、いつも同じ目から見られていると考えただけで、
           怖~。
            
             レオナルド・ダ・ヴィンチも然り。
             そういうのって、あるんでしょうけどね。

           
               ~~~~~~~~
          
     
      心和む ヴィル=ダヴレーの風景画。

     


                 


                   「トトロ」をみて懐かしいと思うのも、
                      コローの絵をみて懐かしさを感じるのも、
                          なにかおんなじものがあるような。

       

            

       『 道、立ち並ぶ木々。
         自然の中にまずフォルム・色彩のニュアンスを探す。
           そしてすべてを、心動かされた最初の感覚にゆだねるのだ。』


       「彼は目で見た現実によって夢想を支える・・・」 


            
          上のコローの言葉と、下のルドンのコロー評、
               ずしんと頭に入りました。


             
     

                      
   



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