コローをいいなと思うようになったのは、それほど前のことではありません。
逆に若いときは、こういう絵はほとんど目に入らなかったでしょう。
ところが、何年か前から、
美術展をみに行くたびに、ほっとする絵が記憶に残るようになって。
それが、コローだったのです。
(コローの絵ってけっこういろんな絵画展にちょっこっとおいてあります。
「バルビゾン派絵画展」 とか 「なんとか風景画展」 とか。)
今回の上野のコロー展
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/da/d01a40f43ef607ac38661b92cc501b08.jpg)
「モルトフォンテーヌの想い出」 はもちろんのこと、
描いていたなんて知らなかった人物画。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/94/c86845092d2a8a15f2d6925e2208c08f.jpg)
ちょっとデフォルメ、切り取って
あります。失礼。
売らずに手元に置いて、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/e6/d582710713c67c014f01084d885e4846.jpg)
加筆を続けたという 「真珠の女」。
~~~~~ 閑話休題 ~~~~~
絵はすばらしいことに、異論はありません。
が、静物画とか他の絵ならわかるけれど、
同じ人物画を傍にずっと置いておくなんてえ。
いくら理想像でも、いつも同じ目から見られていると考えただけで、
怖~。
レオナルド・ダ・ヴィンチも然り。
そういうのって、あるんでしょうけどね。
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心和む ヴィル=ダヴレーの風景画。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/be/8e6ed79d09dfe7d919fdfffcd8313379.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/3a/cba580e83c5b0895103d3ff8c871f387.jpg)
「トトロ」をみて懐かしいと思うのも、
コローの絵をみて懐かしさを感じるのも、
なにかおんなじものがあるような。
『 道、立ち並ぶ木々。
自然の中にまずフォルム・色彩のニュアンスを探す。
そしてすべてを、心動かされた最初の感覚にゆだねるのだ。』
「彼は目で見た現実によって夢想を支える・・・」
上のコローの言葉と、下のルドンのコロー評、
ずしんと頭に入りました。