~横浜から ふわふわと~


les petits bonheurs du quotidien

マイケル・ケンナ  『モン・サン・ミッシェル』

2009年03月11日 | 観た・聴いた


              


          ふと写真を目にし、京橋の小さなギャラリーに行ったのは、
              一年前に感じたモン・サン・ミシェルが、
                  そこにあるような気がしたから。

          


                      


 




            夜と次の日の朝方、強い風に叩かれながら、
            凍るような空気と風の音に囲まれ、
            満潮を待った記憶が鮮烈だった。   


       


        
              
        もう一千年以上も前、ここに立った人は、何を思ったのだろう。 



       
      



          今も残る  テラスの石に印された職人のサインの数字



    

        



            どっと観光客が押し寄せる前の修道院。


           ひんやりとした空気。 きっぱりとしたたたずまい。 
 
 

   

      素朴な祈り   







     


               今わかるけれど、
       まだ寒さ厳しい時期、島に泊まったことの幸運。

          日中大型観光バスで訪れ、
          人に埋もれながら回ったら きっといろんなことを見過ごしていただろう。
          
               行く前は俗っぽい「観光地」かも、とたかをくくっていたし。         




      



         マイケル・ケンナは、
         夜も自由に修道院を歩くことを許可されて、撮ったという。




           

 
 
                会場に置いてあった写真集。
  
        北海道の風景やパリの芸術橋(ポンデザール)の写真、
     
     極限まで対象をきりつめて浮かび上がってくる、内包する「芯」のようなもの。
   

                 深い世界がそこにあった。
   








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