高雄縣の嶮しい山間部多納へ行ってきました。
行き方は、屏東客運の切符売場の女性に詳しく聞きました。
屏東客運バスで屏東から大津へ。
ここで、高雄客運のバスに乗り換える予定だったが、そのバス停が見つからない。
とぼとぼ歩いて茂林風景区の入り口付近で尋ねたが、高雄客運の大津バス停を誰も知らない。
茂林: マオリンと読むらしい。親しい友達のようです。
暫くして、小さなお店の女性が、自分の旦那に送らせよう、と云ってきた。
その女性は中国人で、楽しみは日本のカラオケ。
私に、「みちづれを歌ってくれ」と云ってきたが、忙しいのに「歌ってる場合か」と、お断り。
せがんできたが帰りならOKと伝えた。
旦那の車は、リヤカーつきのオートバイ、てゆーかバタコ。↓
運転席の左側に座らされた。
行商用?
コレに乗って、何とか多納に向かうことに成った。
険しい山の中で、パワーは無いし、上り坂のため、バタコは何度もエンスト。
最初に要求どおり600元(約2000円)を払ったのだが、
バタコのことが心配になったようで半分位のところで、降ろされてしまった。
(半分位の所、と言うのは後で分かったのだが。)
その時は、多納に着いたから降りてくれと云われて、そのとおり降りた。
深々と頭を下げて、お礼を言って。
すると、そのバタコはすかさず帰って行きました。
なんと、そこは半分辺りの場所だったのに。
そのことは、4~5分歩いて気づきました。
日本円で2000円ほども払ったのに、目的地までの半分辺りでホッポリ出されたのです。
なんと酷いオッサン。余りと云えば、あんまりです。
付近に、人はだれも居ない。山奥で建物は無し。
台湾において最大のピンチが訪れた。
仕方がないので、ひたすら奥へ奥へと歩きました。
バス停を一つ通過。
このまま歩いていこうと思ったが・・・。
途中、停車中のワゴン車にヒッチハイクを頼んだが断られた。
1時間半ほどで2つ目のバス停らしきところが出てきた。
場所を確認したら、目的地の多納は4つ先。
チョットばてたので、バス停のベンチで休憩。
日に3便しかない、バスは期待できない。
「どないしようか」と一生懸命途方にくれていた。モホッ。
それから1時間ほどして、なんと多納行きのバスが来たのです。
通過しそうなバスに、手を上げて合図を送りました。
助かった。
これで、「多納」に行ける。
着いたら、即昼食。
ソーセージ(フランクフルト)を食べた。
どこの原住民の里に行っても、コレはある。
もう一つ、愛玉ゼリーも食べた。
ぶらぶら歩いていると、ここの独特な建築法に気づく。
スレート造りなんだそうだ。
小さな土産物屋。
「高雄市茂林区多納国民小学」と書いている。
短時間の滞在だったが、夕方のバスでは遅すぎるので早めに帰路についた。
兎に角、念願の「多納」に行けました。
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