「花」と言うテーマは、とてもよく使われる題材ですが、どうしてこれほど人は「花」に魅力を感じてしまうでしょうか。
その理由の一つに、「色の印象」と言うのがまず浮かんできますが、その「花の持つ色が我々の目にとても好感を与える」というアバウトな考えがわいてきます。
私の考えは、「花」は「生きている色」を持っているから、その「色の持つ力」が、強力なものとなるのではないかということです。
「人工の色」と「生きている色」の「力」の差は歴然としています。「人」は「生きているもの」に対してはどんなものでもとても興味を持ちます。
わかりやすい例で言うと、「北海道」の「旭山動物園」が、「動いている動物」を入場者に見せ始めてから、入場者の数がとても増えたことはあまりにも有名な話です。
あの話に近いものが絵の世界でもあり、「生きている植物」から発する「色」は違ったものに見えるはずです。
それと、先日のテレビでやっていましたが、花は「ミツバチ」のようなものを「受粉」させるために、そうした「色」を発しているという話がありました。
と言うことは、人にとっても「花の色」は魅力があって当然のようにうつります。
Uさんのパステル画を見ていると、そうしたことが思い当たり「花」という魅力あるものに目がいっていることがとてもよく理解できます。
その「魅力」のようなものが、ここにあげているパステル画の中にとてもわかりやすいような方法で描かれていて、絵を見ているとそうしたものが自然に伝わってきます。
何気なく見ているものの中に、「魅力」を感じているとしたら、そこには「生きている」という存在があることを忘れてはいけないと思います。
Uさんの「花」ではない1点の作品を見ることができましたが、そこに見たのは「夕焼け」でしょうか、それとも「朝焼け」でしょうか、「非日常的な色」に目がいっているのがよくわかります。
「自然のいとなみ」という時間の経過の中に、Uさんはどこか「生きている色」を見つけたのではないでしょうか?
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