#「新源氏物語」 新着一覧

10、須磨 ⑥
・この国の守も、源氏に親しいので、ひそかに心を寄せて便宜をはかる。それゆえ、旅先といっても、人の出入りは多くさわがしいのだが、話相手とてなく、源氏には知らぬ他国の気が

10、須磨 ⑤
・もはや出立まで時間はない。未明に都に戻り、源氏は東宮においとま乞いのご挨拶をする。入...

10、須磨 ④
・入道の宮(藤壺)は御簾をへだてて、みずからお話になる。「桐壺院もお崩御あそばし、あな...

10、須磨 ③
・花散里のもとへも、源氏は行ってやらねばならなかった。姉君の女御も、妹君の花散里も、源...

10、須磨 ②
・未明、夜ふかい時に源氏は出た。有明の月が美しい。若君・夕霧の祖母君の大宮も、涙に沈ん...

10、須磨 ①
・源氏は都を離れる決心をした。日ごとに大后一派の源氏排斥の機運が、募ってくるらしいこと...

9、花散里 ②
・麗景殿の女御の妹姫は、源氏の愛人でこの邸の西表に住んでいる。源氏はわざわざ訪れたとい...

9、花散里 ①
・源氏の、人しれぬ恋の苦労は、みずから求めて得たことで、誰を怨むすべもない。藤壺中宮へ...

8、賢木 ⑫
・おぼろ月夜のかんの君は、気も遠くなる思いだった。姫君の傷心を、源氏はかわいそうに思っ...

8、賢木 ⑪
・新春がめぐってきた。御所ははなやかでにぎわしかったが、藤壺中宮はしめやかに、仏への勤...

8、賢木 ⑩
・はやくも、桐壺院のおん一周忌となった。ご命日には雪が降り積もって、物悲しかった。十二...