#「新源氏物語」 新着一覧

12、澪標 ⑥
・もう一人、源氏の忘れられぬ恋人がある。おぼろ月夜のかんの君である。今もあきらめきれず、かんの君にいい寄るのである。しかし、かんの君は昔の彼女ではない。いまは源氏の兄

12、澪標 ⑤
・かの、若い乳母、宣旨の娘は、都から明石へ下ることを淋しく思っていたが、いまはすっかり...

12、澪標 ④
・こういう明石との往来が、いつかは紫の君の耳にも、入らずにはいないだろうと、源氏は思っ...

12、澪標 ③
・源氏は、公私怱忙のうちにも、明石の君のことは忘れていなかった。三月ごろになると、(そ...

12、澪標 ②
・年あけて二月、東宮はご元服になった。おん年十一歳、お年のわりに大きく、お美しくて源氏...

12、澪標(みおつくし) ①
・久しぶりにお目にかかった東宮は、たいそうご成人になっていて、源氏との再会を喜ばれた。...

11、明石 ⑪
・源氏は難波でお祓いをした。足かけ三年にわたる流亡生活中の、罪や穢れを落として都へ入ろ...

11、明石 ⑩
・出発の日、まだ明けやらぬ暁に館を発つ。京からの迎えの人に囲まれ、この浦を去らねばなら...

11、明石 ⑨
・「宣旨が下りましたぞ!」「京へ、都へお戻りになる日がきました!」人々は喜びに沸き立っ...

11、明石 ⑧
・「あなたのやさしさが、私にとって、かえって仇と知りつつ、またも私は、あなたのやさしさ...

11、明石 ⑦
・(根気くらべだな)と源氏は思う。根くらべに負けて帰るというのも、人聞き悪いし、挑みか...